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財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

パキスタン:緊急声明で女の子を狙った蛮行を非難

【2012年10月10日 カトマンズ発】

© UNICEF/NYHQ2011-2554/Zaidi
写真はイメージです(2011年、パキスタン)

現地時間9日、パキスタンのスワトで、14歳のマララ・ユスフザイさんら3人の子どもたちが、バスで下校途中に銃撃を受けた事件がありました。ユニセフは、この蛮行を強く非難するとともに、この銃撃に巻き込まれた、マララさんをはじめ、今回の襲撃で傷を負った子どもたちの容態を非常に憂慮しています。

マララさんは、勇気を持って、特にパキスタンの女子教育についての子どもの権利を訴えてきました。2011年12月、こうした活動が称えられ、マララさんは、パキスタン政府平和賞(市民賞)の第1回目の受賞者となりました。

ユニセフは、全ての当事者に対し、安全な環境の中で安心して教育を受ける権利を含め、あらゆる子どもの権利を尊重することを求めます。パキスタンでは、現在、2,000万人の子どもたちが、学校に通えていない状況です。全ての子どもたち、特に、最も弱い立場の最も厳しい状況に置かれている子どもたちに質の高い教育の機会を提供することは、必要不可欠なことなのです。

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