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財団法人日本ユニセフ協会
 


東日本大震災緊急募金
日本ユニセフ協会 緊急支援活動計画
2012年3月6日現在

日本ユニセフ協会は、岩手、宮城、福島の各県ユニセフ協会と連携し、以下のような支援活動を引き続き実施していく予定です。

保健・栄養

  • 石巻市内学校給食センター3箇所に、完全給食再開に向けて必要とされる食器洗浄機等の備品を供給する(今後の支出予定額:6600万円)
  • 2011年度に岩手、宮城、福島29沿岸部被災市町村で約16万人の6ヶ月から15歳以下の子どもを対象に実施したインフルエンザワクチン接種補助事業(接種1回あたり2000円の助成金)を2012年度の継続的に支援する予定です。対象の自治体、人数は、今後の資金情況を勘案しながら、関係者と調整を進めて行きます(今後の支出予定額:2億円)

教育

  • 現在、2幼稚園(南三陸町あさひ、山元町ふじ)、5保育園(陸前高田市竹駒(仮設)、気仙沼市一景島、石巻市牡鹿、井内、亘理町吉田)、1障害児ケア施設(気仙沼市マザーズ)、1学童保育施設(気仙沼市気仙沼南小)の再建工事が進んでおります。最終的には8月末を目処にすべて完成する予定です(今後の支出予定額:11億3700万円)。
  • 宮城県内の12被災市町における新入学児童・生徒への体育着を始め、必要な学校備品の購入を支援します(今後の支出予定額:1億400万円)

心理社会的支援

  • 日本生協連、福島県生協連、福島大学災害復興研究所と協力し、福島県ユニセフ協会が実施する、子ども保養プロジェクトを支援します。これは、休日・祝日・長期休暇を利用して、放射線量の低い地域に、特に未就学児と保護者を連れ出し、子どもたちが十分に外遊びし、笑顔を取り戻し、保護者自身の疲れを癒す企画で、保養先での支援として、各県ユニセフ協会と連携しながら実施します(今後の支出予定額:3900万円)。
  • 岩手県、宮城県においては、日本プレイセラピー協会、福島県においては、福島県臨床心理士会と連携し、未就学児と保護者を対象とした心のケアサポート支援活動を継続します(今後の支出予定額:4500万円)。

子どもの保護

  • J-CAPTAと実施している、子どもへの暴力防止プログラムを継続し、被災地での、保育士、教員、保護者、児童相談所職員、民生委員等への研修ワークショップを今年、来年に渡って支援します(今後の支出予定額:1200万円)
  • 新座子育て支援ネットワークと宮城県石巻、仙台で実施している「お父さん支援員」の養成を通した父子家庭・父親育児サポート事業を、今後岩手県内被災沿岸部でも、現地関係団体と協力して展開を支援していく予定です(今後の支出予定額:900万円)。
  • 子どもや女性に対する暴力防止を目的としたチラシ、ポスター等、各種広報媒体の作成を支援します(今後の支出予定額:300万円)。

子どもにやさしい復興計画

  • 岩手県(大槌町)、宮城県(女川町、石巻市、仙台市)、福島県(相馬市)では、子ども参加によるハード面における公園整備をはじめ、地域における伝統的な遊びを取り入れた世代間交流にも繋がるようなソフト面における遊びの場環境の充実、総合的な学習の時間に取り組む子ども参加型まちづくり復興教育等、学校内外での子ども参加の取組みを支援していきます。具体的には、福島県相馬市では、教育委員会主導で2012年度中に4回、「ふるさと相馬こども復興会議」が開催される予定で、各学校単位での、まちの復興に向けた取り組みの共有、発信の機会を応援します(今後(〜2016年)の支出予定額:3000万円)。