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公益財団法人日本ユニセフ協会

世界子供白書2005 〜危機に晒される子どもたち〜
The State of the World’s Children 2005 - CHILDHOOD UNDER THREAD

世界192の国と地域が締結している「子どもの権利条約」が採択されてから、2004年11月20日で15年が過ぎました。しかし世界は、「解決手段」を持ちながら、多くの子ども達を、同条約で保障する環境から程遠い状況に置き去りにしています。世界子供白書2005は、特に「貧困」「紛争」「HIV/エイズ」が、世界の子ども22億人中10億人以上から「子どもが子どもとして生存、成長・発達する機会」を奪っていると訴えています。

貧困:子どもにとって「貧困」は、貧困の指数として使われる「一人あたりの国民総所得」だけでは語り尽くせないもの。一見「豊かな国・地域」の中でも、過酷な児童労働に従事させられたり、買春の被害に遭う子どもの例は枚挙に暇がありません。

紛争:子どもが戦争の道具として使われるだけではなく、暴行(レイプ)が紛争の「手段」として多用されています。

HIV/エイズ:「おとなの患者数」の問題がクローズアップされがちですが、2003年末現在、エイズによる孤児が1500万人。自分自身がHIVに感染している子どもも200万人を超え、数百万の子どもが、病床に臥すおとなたちや幼いきょうだいを支えています。

ユニセフは、貧困、紛争、HIV/エイズを始めとする世界の様々な解決に向けて、「子どもに対する投資」「子ども最優先」の発想が必要で、かつ、それが解決に向けた最良の方法であると訴えます。

  • 著: ユニセフ(国連児童基金)
  • 訳: 平野裕二、(財)日本ユニセフ協会広報室
  • 発行: (財)日本ユニセフ協会
  • 仕様: A4版 147ページ
  • 発行年月日: 2005年4月28日

※ 本資料からの引用等は、出典をご明記ください。

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