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ユニセフ協会からのお知らせ

3月22日は、『世界水の日』
TAP PROJECT 2010
東京・名古屋・関西でスタート(28日まで)

【2010年3月19日 東京発】

3月22日は、『世界水の日』。
水資源の保全と開発について考える日として、1992年に国連総会で定められました。
この日に先立って、15日(月)にはユニセフとWHOが共同で、『衛生施設と飲料水の前進:2010最新報告書』を発表。世界人口の87%=約59億人の人々が安全な水源を利用できるように なっている一方で、いまだ人口の39%=26億人の人々が改善されたトイレのない環境で生活していると報告しています。
報告書(英文)はこちらから>>

8億6,000万人の汚れた水しか飲むことができない人々のうち1億2,500万人が、そして衛生的なトイレを利用できない26億人のうち2億8,000万人が、5歳未満の乳幼児です。その結果、世界では毎年推定150万人の5歳未満児が、汚れた水や不衛生な環境のために命を落としています。安全な水と衛生的な環境が手に入らないために、子どもたちは命や健康を奪われるだけでなく、水汲みや病気のために教育の機会を失い、健全な発達や未来の希望までも失うのです。

ユニセフは、より多くの子どもたちに清潔な水と衛生的な環境を届けられるよう、世界各地で水と衛生の活動をおこなっていますが、そうしたユニセフの活動を支援するためのイベントが、この『世界水の日』を中心に日本各地でも展開されます。

TAP PROJECT 2010、いよいよスタート

レストラン・カフェで提供されるお水やお茶に対し、任意の募金をしていただく新しい募金の形=TAP PROJECT。2007年にニューヨークで始まり、昨年、東京や横浜で実施されたTAP PROJECTが、3月22日(月・祝)から28日(日)まで、東京・名古屋・関西の各地域で開催されます。今年のTAPには、1000店以上のカフェ・レストランが参加。18日(木)午後、そうしたレストランの一つ「外苑前セラン」に参加レストランのシェフや女優檀れいさんを迎え、TAP PROJECT 2010の記者発表が行われました。

「TAP PROJECT2010」のスポークスパーソンとして特別参加してくださった檀れいさんは、テーブル上での募金実演を終え、次のように述べました

「TAP PROJECTのことは、よく行くレストランで知って、なんて素晴らしいプロジェクトだろうと思いました。こんな小さなアクションで、一人の子どもを助けることができる※なんて、とても大きなことだと思います。静かな水面に一滴の水を落として、それが波紋となって広がっていくように、多くの人々の手によってこのプロジェクトの輪が広がればいいなと思います。」
※ 100円の募金で、一人の子どもが40日間きれいな水を飲むことができます。

また、参加レストラン代表としてお越しくださった服部幸應さん(学校法人服部学園 服部栄養専門学校 理事長・校長)、熊谷喜八さん(KIHACHI)、菰田欣也さん(スーツァンレストラン陳)、笠原将弘さん(賛否両論)、鎧塚俊彦さん(トシ・ヨロイヅカ)のシェフの皆様からは、「お店の人には胸をはって、お客様にTAP PROJECTを紹介してほしいです。」「マダガスカルへの支援の様子をみて、自分も実際に現地に行ってみたいと思います。」など、積極的な声が聞かれました。「TAP KANSAI」 の活動を支援してくださった松蔭高等学校(神戸)の生徒の皆さん、TAP×music に参加いただいたミュージシャンの向谷実さんも参加くださいました。

TAP NAGOYA

今年初めてTAP PROJECTが実施される名古屋では、TAP NAGOYAに参加するヒルトン名古屋で記者発表が行われました。会場にはTAP NAGOYAに参加する156店舗を代表し、谷野大輔さん(フォノンカフェルーム)、岩山隆司さん(マウンテンコーヒー)、松本善隆さん(大名古屋食堂 ア・ロテル)、落合務さん(LA BETTOLA da Ochiai NAGOYAオーナーシェフ)、ジェイミー ミードさん(ヒルトン名古屋)、鈴木恵子さん(ふく料理 可ん寅)、邨井清隆さん(洋食&ワイン むらい )の7名の方々が出席。河村たかし名古屋市長からは「みんなでワンコインだしあって、開発途上国のみなさんや子どもの水のために精一杯努力しようということで、ぜひ応援しますので、皆さんもひとつよろしゅう願います」とビデオメッセージをいただきました。

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お寄せいただいた募金は、昨年に引き続き、アフリカ・マダガスカルの子どもたちの水と衛生環境の改善のために活用されます。

※TAP PROJECT 2010は、本プロジェクトの趣旨にご賛同いただいた企業や学校の協力によって運営されています。

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