
<『週刊ポスト』編集部が謝罪>
同誌「『被災者に渡らない募金』が暴かれた」と題する
東日本大震災緊急募金に関する記事(2011年4月15日号掲載)について
本ページでは、小学館発行の週刊誌『週刊ポスト』2011年4月15日号に掲載された、東日本大震災に係る緊急募金を扱った「日本ユニセフ協会『被災者に渡らない募金』が暴かれた」と題する記事をめぐり、公益財団法人日本ユニセフ協会が同社に対して行った対応とその後の経緯を紹介します。
【2011年4月5日】
『週刊ポスト』2011年4月15日号掲載記事に関する当協会の見解は、以下のとおりです。
* * *
このたび『週刊ポスト』4月15日号に掲載されました日本ユニセフ協会に関する記事につきまして、当協会の事業をご支援くださっている多くの方々ならびに一般の方々へ誤解や不信の念を抱かせてしまう結果となり、たいへん遺憾に存じております。
同誌からの取材に対しましては、当協会の広報室長が長時間・複数回にわたる取材に真摯に対応してまいりましたが、こちらの説明や活動の主旨が十分理解されず、また明らかな事実の誤認に基づく表記が含まれているなど、結果的に残念な内容の記事が掲載されてしまったと受け止めています。
今回の東日本大震災発生に伴う緊急募金につきましては、すでにご案内のとおり、その全額を東日本大震災支援活動に充てさせていただきます。『週刊ポスト』の当該掲載記事は、今回の国内向け緊急募金を独立した別基金として実施しているにもかかわらず、当協会がふだん海外向け緊急募金実施の際に付記している、「なお、当緊急・復興支援に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合、現在行われている他の緊急・復興支援に活用させていただくことがありますので、ご了承願います。」の一文を付記してしまい、それに基づく誤解が、特にインターネット上で拡散してしまったことに起因いたします。
このことにより、日ごろよりユニセフを支えてくださっている皆さまに甚大かつ深刻なご迷惑をおかけしてしまったことにつき、衷心よりお詫び申し上げます。
東日本大震災緊急募金につきましては、その収支の透明性を図るために、随時ホームページ上でその収支等を公開するとともに、内容については、内部監査に加え、日本公認会計士協会が協力して透明性を高めることになっています。
引き続き、ユニセフならびに日本ユニセフ協会の活動に、ご理解・ご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
【2011年4月7日】
4月7日付で、下記の文書により、当協会は株式会社小学館へ厳重抗議いたしました。
平成23年4月7日
株式会社小学館
代表取締役社長 相賀昌宏 様
公益財団法人 日本ユニセフ協会
代表理事会長 赤松良子
厳重抗議
貴社は、東日本大震災に被災された方々の支援に国を挙げて全力で取り組んでいる最中、貴社発行の週刊雑誌「週刊ポスト」4月15日号(以下「本件雑誌」という)において、「徹底研究 被災者にわたらない募金 嘘つき義捐金騒動 日本ユニセフの真実」との表紙見出し、「そもそも義捐金はどう使われるのか 日本ユニセフ協会『被災者に渡らない募金』が暴かれた」との目次見出し、「摘出レポート 日本ユニセフ協会『被災者に渡らない募金』が暴かれた 国連機関ではない。政府・官・報との癒着―知られざる“裏の顔”」等の見出しをもって、56頁から58頁にかけて、個々に列挙することができないほどほぼ全文にわたって、当協会の名誉を甚だしく毀損する虚偽の事実を摘示するという、正に信じがたい行為に出られました。
更に、貴社は、新聞広告、中吊り広告等において、「『嘘つき義捐金騒動』日本ユニセフ協会の真実」とのタイトルを大きな活字で掲載して、本件雑誌の読者以外にまで全国的規模で当協会の名誉毀損被害を拡大させました。
本件雑誌の該当記事、新聞広告、中吊り広告は、いずれも当協会が善意の支援者から寄せられた尊い義捐金を、組織的に不正、不当に流用しているかのごとき印象を読者に与えるものであって、まさに当協会を誹謗中傷することのみを目的とした悪意に満ちたものです。当協会は、貴社のこれらの行為によって、当協会の社会的評価を著しく低下させられ、当協会の活動に対して回復しがたいダメージを被り、国際的支援遂行上の阻害要因にまでなってしまっております。
しかも、貴社のこれらの行為は、当協会の緊急募金に応じてくださった多くの方々の善意を踏みにじり、被災された方々への支援活動を妨害する極めて悪質な行為であり、断じて容認するわけには参りません。
そこで、当協会は、貴社に対し、次の措置を誠実に実行されるよう、強く要求します。
(1) 本件雑誌の販売頒布の即時中止。
(2) 本件雑誌を店頭、陳列棚等から速やかに撤去すること。
(3) おびただしい虚偽の事実を羅列した報道に対する謝罪。
(4) 訂正記事ないし謝罪広告の掲載。
ついては、貴社において講じられた措置、本件に関する貴社の今後の対応を、速やかに当協会宛にご報告ください。
当協会は、貴社に対し、以上のとおり、貴社による名誉毀損行為に厳重に抗議し、速やかな名誉毀損状態の払拭と誠実な名誉回復措置の実行を要求します。
以上

【2011年7月4日】
『週刊ポスト』2011年4月15日号の記事について、4月7日付の文書を通じて当協会が行った厳重抗議に対し、7月4日、同誌編集部より、以下の文書が届きました。
2011年7月4日
公益財団法人 日本ユニセフ協会 御中
株式会社小学館
「週刊ポスト」編集部
編集長 飯田昌宏
「週刊ポスト」2011年4月15日号掲載の「日本ユニセフ協会『被災者に渡らない募金』が暴かれた」との見出しの記事(以下、「本件記事」といいます。)について、以下の点を貴協会にご連絡申し上げます。
一、小誌は、貴協会において、すべての募集金を東日本大震災の被災地・被災者に支援を届けるための資金として使う旨決定していることを確認いたしました。本件記事の見出しが、上記事実と異なる印象を読者に与え、読者に誤った認識が伝わったとすれば遺憾であり、貴協会の被災者支援業務に支障を来たしたとすれば大変残念です。
一、本件記事は、東日本大震災に際して貴協会が実施した募金活動において、当初その告知において、募金の一部が他の支援に使われる可能性がある、という主旨の一文が掲載されていたこと、それにより支援者に混乱が生じていることを報じようとしたもので、上記の誤った認識を読者に与える意図はありませんでした。
一、貴協会から、上記の他、本件記事の中には、貴協会に関する事実誤認や不適当な表現がある旨の抗議を受けたことを真摯に受け止め、今後の記事作成に活かします。
以上
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