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日本ユニセフ協会

ストーリー

ウクライナ危機
爆撃から逃れるため避難した家族
ユニセフの支援で安全な暮らしを取り戻す

2022年6月29日ハルキウ(ウクライナ)

避難先で暮らすスヴィトラーナさん(28歳)とリリヤちゃん(3歳)、ソフィアさん(14歳)、ボグダンさん(12歳)とミロンちゃん(3歳)

©UNICEF
避難先で暮らすスヴィトラーナさん(28歳)、リリヤちゃん(3歳)、ソフィアさん(14歳)、ボグダンさん(12歳)とミロンちゃん(3歳)

ハルキウ郊外の中庭で、子どもたちがキャッキャッと声を上げて遊んでいます。街の反対側のどこかから、砲弾が爆発する音が鳴り響きますが、子どもたちはまったく動じません。それもそのはず、一カ月前に家の窓のすぐそばで砲弾が爆発していて、爆発音も日常になってしまっているのです。

ヴォルコフ一家はこの仮設の共同住居で暮らす50世帯のうちの1世帯です。ここで暮らすどの家族も、爆撃から逃れ、ようやく安らぎを得ることができました。

子どもたちは、心のケアや教育の機会など、ユニセフの支援を受けています。子どもたちはここで再び、安心して暮らすことができています。

自宅の庭への着弾で、避難を決意

ヴォルコフ一家が避難する前、子どもたちの母親のユリアンナさんは、紛争の状況が良くなることを望んでいました。けれども、爆撃される場所は、日を追うごとにじりじりと近づいてきていました。

そしてある日、一家が自宅を離れる決心をする出来事が起こりました。4月20日の朝、庭に着弾し爆発が起きたのです。壁や窓が揺れ、子どもたちはベッドから飛び起き、恐怖に震えていました。あたり一面に破片も散乱しました。

「恐ろしかったです。子どもたちが庭にいたらどうなっていたかと思うと…」そうユリアンナさんは振り返ります。
一家は翌日を地下室で過ごしましたが、狭く、湿気が多い地下室で子どもたちの不安はさらに募りました。なすすべもなく、一家はバスに乗り込み、安全な場所を求めて避難を余儀なくされました。

母親のジュリアナさん

©UNICEF
母親のユリアンナさん

 

ソフィアさん(14歳)とヴィオラちゃん(3歳)。

©UNICEF
ソフィアさんとヴィオラちゃん(3歳)

 

 

ユニセフの支援で、安全な暮らしが戻る

避難している家族に、生活必需品などの支援物資を届ける、ユニセフのスタッフ。

©UNICEF
避難している家族に、生活必需品などの支援物資を届ける、ユニセフのスタッフ。

一家は現在、避難民の仮設住居として利用されている、保健ケアセンターで暮らしています。

到着した当初は、水も暖房もない状態でした。しかし、ユニセフやパートナー団体の支援により、水や暖房が使えるようになり、ここに避難している人たちの生活は一変しました。ユニセフは、衣服や食料、医療品の提供だけでなく、子どもたちの心理社会的支援や教育支援も行っています。

ユリアンナさんは、子どもたちのストレスが軽減され、また安心して生活を送ることができて、支援にとても感謝していると語ります。

紛争が激化し続けるウクライナでは、何百万人もの子どもたちやその家族が危険に晒されています。また地雷を含む爆発物によって、家や学校、給水設備、病院が被害を受け、子どもたちの命が日々脅かされています。

 

 

■ユニセフ「ウクライナ緊急募金」ご協力のお願い

ウクライナでは、2022年2月から続く戦闘によって、今すぐに人道支援を必要としている子どもの数は、ウクライナ国内で300万人、避難先の難民受け入れ国で220万人以上にものぼっています。

ユニセフはウクライナ国内に留まり、子どもたちと家族のための支援活動を継続するとともに、周辺国に避難しているウクライナ難民支援も強化しています。

その活動を支えるため、日本ユニセフ協会は、ユニセフ「ウクライナ緊急募金」を受け付けております。

避難を余儀なくされ、教育の機会を奪われ、恐怖におびえ心身ともに影響を受けている子どもたちとその家族に、人道支援を届けるため、ご協力をお願い申し上げます。