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財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

ユニセフ外国コイン募金
9トンのコインが、日本を出発

【2012年10月30日 東京発】

© 日本ユニセフ協会

ユニセフハウスのボランティアルームから、毎日聞こえてくる軽快なリズム。様々な国のコインが、ボランティアさんたちの手で次々に仕分けられています。

海外旅行や出張で使い残した外国コインや紙幣。一部の紙幣を除けば、日本で換金することができず、多くの場合、タンスや引き出しの中で眠ってしまう<タンス外貨>になると言われています。これらの<タンス外貨>を、子どもたちのために役立てるのが「ユニセフ外国コイン募金」です。

10月25日(木)午前9時過ぎ、昨年秋から1年間に、日本全国のみなさまからお預かりした総重量9,321キロ、“ドングロス”と呼ばれる麻袋で615袋分の外国コインが、ユニセフハウスを出発。税関でのチェックを受けた後、日本を旅立つ外国コインは、世界各国で換金され、ニューヨークのユニセフ本部に送金されます。

「このボランティアを通じて、色々な人と出会えます。世の中の人の善意が間近で見られるし、それを仕分け出来るのはとても嬉しいことです。一つの金額はわずかだったとしても、それが集まればこんなにも大きなものになるんだと実感します。普通の生活で関わらない人たちや子どもたちと、こういう形でつながれることが嬉しいです」とおっしゃるのは、仕分け作業中のボランティアさん。

目や肩、腕、そして手を酷使する大変な作業ですが、ボランティアの方々の多くは、何年にも渡ってこの作業に取り組んでくださっています。日本全国のみなさまからお寄せいただいた外国コインは、こうした方々のお力添えで、世界の子どもたちのために役立てられる“形”になってゆきます。もしみなさまのご家庭に眠っている<タンス外貨>があったら、ぜひ、お近くの銀行窓口や空港などに設置された「ユニセフ外国コイン募金箱」、または日本ユニセフ協会までお送りください。

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© 日本ユニセフ協会

「ユニセフ外国コイン募金」は、実行委員会にご参加いただいている毎日新聞社、日本航空、三井住友銀行、JTB、日本通運の全面的なご協力で、1992年にスタート。過去20年間でお寄せいただいた募金は、累計145トン181キログラム、728,634,899円。お預かりした外国コインの中に紛れていた日本円も含めた累計額は、919,547,196円に上ります。

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