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財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

イランで地震発生

ユニセフ緊急支援チームが現地へ急行

【イラン発、2005年2月22日】

 2月22日未明、マグニチュード6.4の地震に襲われたイラン南東部ザランドに、ユニセフの緊急チームが到着しました。チームは被害状況の初期調査と、国際支援の必要性についてイラン政府と協議をする予定です。

 ユニセフの緊急支援チームは、緊急支援調整官や子どもの保護、水・衛生、保健などの各専門家から成り、2003年の地震で3万人以上が犠牲になったバムから現地へ向かいました。

 報告によると、今回の地震では3万人以上が被災しているとされています。最新の死亡者数は約270人、負傷者は500人以上にのぼります。また、少なくとも3つの村が、村の90%以上に壊滅的な被害を受けました。

 地震の発生当時、ちょうどその地域を訪問していたユニセフ・イラン事務所代表のカリ・エッジは、即座に現場に向かいました。彼女は、村1つがまるまる消滅しているのを見たと述べています。

 「今の時点での優先課題は、現場のニーズ、特に女性と子どものニーズを把握することです。ここドーハンの村では全家屋が完全に倒壊しています。そのため、寒さと雨に備え、シェルターや食糧、水、毛布などの供給が必要不可欠です」

 ユニセフはイラン赤新月社とイラン政府と協力し、緊急事態への対応について評価を行っています。イラン赤新月社はテント、毛布、食糧といった物資をすでに配給しており、ザランドでは必要に応じて仮設の宿泊施設を提供しています。現在のところ、イラン政府は国際機関に対する公式な支援要請は行っていません。

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