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日本ユニセフ協会

プレスリリース

ウガンダ
洪水の被災地に新型高性能テントを設置 子どもたちに安全な教育の場を

2022年2月10日カンパラ(ウガンダ)/コペンハーゲン/ニューヨーク

ユニセフ(国連児童基金)は、ウガンダの洪水被害を受けた地域において、学校の再開を支援するための高性能テント457張を設置しています。この新型テントが緊急事態の現場で展開されるのは初めてです。

安全な教育の場を

休み時間に、教室の前で輪になって遊ぶ小学生たち。ユニセフ支援の高性能テントの教室で学んでいる。(ウガンダ、2022年1月31日撮影)

© UNICEF/UN0588326/Wamala
休み時間に、教室の前で輪になって遊ぶ小学生たち。ユニセフ支援の高性能テントの教室で学んでいる。(ウガンダ、2022年1月31日撮影)

この画期的な72平方メートルのテントは、簡単に持ち運んだり、再利用したりすることができます。そして、高温で乾燥した気候の中で内部の温度を低く保つための換気システムと昇降遮光ネット、照明とエネルギーのための電気・ソーラーキット、病気を媒介する蚊の侵入を防ぐための3層構造の窓などが装備されています。また、壁が直立していることで、社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)をより確保しやすくなっています。

ユニセフ・ウガンダ事務所代表のムニール・サフィルディンは「この2年近く、ウガンダの子どもたちは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによる長期間の学校閉鎖と、異常気象による学校の倒壊などに苦しめられてきました。彼らの教育や福祉は非常に大きな影響を受けています。ユニセフはウガンダ政府と協力し、すべての子どもたちが失った教育を取り戻せるよう支援しています。新型テントは、被災地の子どもたちに安全な環境を提供し、彼らが学び、遊び、交流し続けることを可能にします」と述べました。

ウガンダの子どもたちは、世界で最も長い学校閉鎖によって、83週間分の学習機会を失い、ウガンダ政府の推定では、学齢期の子どもたちの3分の1が退学を余儀なくされ学校に戻ることができないだろうとされていました。COVID-19による様々な制限は壊滅的な影響を及ぼし、国の一部の地域で発生した大洪水によってさらに深刻な状況となっています。

さらに工夫されたテントに

ユニセフの高性能テントの中で授業を受ける子どもたち。(ウガンダ、2022年2月1日撮影)

© UNICEF/UN0588279/Wamala
ユニセフの高性能テントの中で授業を受ける子どもたち。(ウガンダ、2022年2月1日撮影)

ユニセフは1月末、大洪水による水害で学校が破壊されたウガンダ西部のカセセに高性能テント7張を、ントロコ、シーマ、ブリーサなどの地区には従来のテントを設置しました。また、洪水の被害にあった学校に机540台と黒板30枚を提供しています。

ウガンダは、新型テントの試作品の実地テストを行った3カ国のうちの1つで、ウガンダ北西部のユンベにあるビディビディ難民居住地区では、南スーダン難民のための保健センターとして使用されました。ユニセフはメーカーと緊密に連携し、製品の機能(特に高温で乾燥した気候の中でテントを涼しく保つ機能)を改良しました。また、フィリピンの湿潤気候やアフガニスタンの極寒気候においても実地テストが行われました。

ユニセフ・物資供給センターのプロダクトイノベーションチーフのクリストファー・ガンドロプ・マリノは「子どもたちを支えるため、こうした画期的な新型テントの使用が本格的に始まったのは素晴らしいことです。壁がまっすぐなので、テント内の空間が広がり、机を置いたり社会的距離を保ったりすることができるようになりました。また、換気が改善されたことで教室が涼しくなり、子どもたちが授業に集中できるようになりました」と述べました。

 

注記:

この高性能テントは、大規模な公衆衛生の緊急事態や気候変動がもたらす異常気象などの新たな緊急事態に対応するために、ユニセフが従来のテントに改善・追加できる点を1,000カ所以上特定し、民間セクターとの共創プロセスを通じて開発されました。これには、過酷な天候に対するレジリエンスを高めることや、極端に暑かったり寒かったりといった環境における内部気候の改善策を導き出すことなどが含まれます。

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