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日本ユニセフ協会

プレスリリース

イスラエル・パレスチナ 
「子どもの権利の保護と国際人道法の遵守を」 ユニセフ事務局長声明

2023年10月9日ニューヨーク

イスラエルとパレスチナでの事態の激化を受け、ユニセフ(国連児童基金)事務局長のキャサリン・ラッセルは、下記声明を発表しました。

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子どもの権利の保護と国際人道法の遵守を

ガザで、空爆により破壊された建物の瓦礫の中を歩く男の子。(パレスチナ自治区、2023年10月7日撮影/AFP)

© UNICEF/UNI448361/Abed/AFP
ガザで、空爆により破壊された建物の瓦礫の中を歩く男の子。(パレスチナ自治区、2023年10月7日撮影/AFP)

子どもたちを殺害し、負傷させ、拉致することを正当化できるものは何もありません。それらは、子どもの権利の重大な侵害であり、ユニセフが心の底から非難するものです。

しかし、イスラエルで恐ろしい暴力が起きて72時間も経たないうちに、子どもに対する重大な権利侵害が横行していることが報告されています。多くの子どもが死傷し、加えて無数の子どもが暴力にさらされています。

ユニセフは、武装集団または行為に加担した者に対し、ガザで人質となっている子どもたちを即時かつ安全に解放し、家族や養育者と再会できるようにすることを求めます。そして、国際人道法に従い、子どもたちを危険から守るよう、すべての当事者に求めます。

また、子どもたちの命を危険にさらすような、電力供給の遮断や、食料、燃料および水がガザ地区に運び込まれるのを阻止する措置についても、深く憂慮しています。

すべての当事者が、これ以上の暴力や民間インフラへの攻撃を控えることが不可欠です。

人道的状況が急速に悪化するなか、人道支援関係者は、子どもとその家族たちがどこにいようとも、命を守るための支援や物資を安全に届けることができなければなりません。

すべての武力衝突と同様に、この衝突においても、最初に苦しむのは子どもたちであり、最も苦しむのも子どもたちである事実を、すべての当事者にあらためて強調します。

* * *

人道上また治安上も困難を極めている状況のなか、ユニセフとそのパートナーはガザ地区で、医療物資や燃料、またメンタルヘルスケアや心理社会的サポートなど、緊急の人道支援を続けています。

ユニセフは、敵対行為の即時停止を要請するとともに、すべての当事者が国際人道法および国際人権法に基づく義務に従い、子どもたちを無条件で危険から守り、子どもたちが有する権利として、特別な保護を与えることを求めます。

敵対行為の激化が長引けば長引くほど、子どもたちの心理的ウェルビーイングは害されます。この行為の影響を受けるすべての子どもたちが、過去何年も、複数の武力衝突を経験してきました。このような暴力に直面することを余儀なくされる子どもが、一人たりともいてはなりません。長期的な政治的解決策が見つかるまで、すべての子どものために、即時停戦することが何よりも重要です。

ユニセフ「ガザ人道危機 緊急募金」 ご協力のお願い

(公財)日本ユニセフ協会は、ユニセフ「ガザ人道危機 緊急募金」を受付しています。最も支援を必要としている子どもたちとその家族に支援を届けるため、ご協力をお願い申し上げます。

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