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ユニセフってなあに?

ユニセフのしごと

ユニセフは、世界約150以上の国と地域で、フィールドで支援活動をしています。

ユニセフの活動は、子どもたちの命と健康を守ること、子どもが健康に成長するために必ず必要なものをじゅうぶん手に入れられるようになること、また「子どもの権利条約」で定められた子どもの権利が守られることを目指しています。

ユニセフがとくに大切だと思っていること

  • 子どもがお母さんのおなかの中にいるときから、そしてうまれてからも、命と健康が守られ、よい刺激(しげき)を受けて育つこと
  • すべての子どもが学校に行き、よくわかり、役に立つことを学べるようにすること
  • 子どもたちが適切な助けやチャンスをえて、自分の意見をあらわしたり、能力をじゅうぶんに発揮できるようにすること

ユニセフの活動

保健子どもたちの命と健康を守る

現在、開発途上国と呼ばれている国ぐにでは、1年間に500万人もの子どもたちが、5歳になる前に亡くなっています。
これは1日に約1万4,000人、およそ6秒にひとりの割合です。
そして、その原因の多くは安全な水やワクチンがあれば防ぐことができるものなのです。

5歳になる前の子どもが命をうしなう理由

お母さんとおなかの赤ちゃんの健康を守り、赤ちゃんが安全にうまれるようにする

開発途上国では、お母さんのおなかの中にいる間や生まれるときに命をうしなう子どもが多くいます。ユニセフは安全な出産がおこなわれるように、助産婦さんを育てたり、保健センターなど出産をする施設を改善したり、妊娠している女性の栄養をおぎなったり健康のアドバイスをしたりしています。

母乳育児を広める

生後間もない赤ちゃんにとって、母乳は最高の栄養であるだけでなく、病気をふせぐ成分がふくまれているので、赤ちゃんを健康にします。お母さんがバランスのとれたじゅうぶんな栄養をとっていれば、うまれてから6カ月間は母乳だけで育てることが赤ちゃんにとって一番です。ユニセフは、母乳で赤ちゃんを育てましょう、という考えを広めています。

発育観察(体重測定、身長測定)を広める

うまれてからすくなくとも3年間、赤ちゃんの身長と体重を毎月はかって記録することを発育観察(はついくかんさつ)といいます。発育観察は栄養がじゅうぶんとれているかを調べる一番かんたんで正確な方法です。もし、何カ月かつづけて体重がへっていたりしたら、病気や栄養について問題がないか、お医者さんにみてもらったり、食事を改善したりして、対策をとれるようにします。

予防接種を広める

はしか、破傷風(はしょうふう)、ジフテリア、百日咳(ひゃくにちぜき)、結核(けっかく)、ポリオなどの予防接種をおこなうことで、子どもを病気から守ります。ユニセフは、世界で一番たくさんのワクチンを届けている組織です。世界の予防接種率は、今は80%に達しています。

経口補水療法(けいこうほすいりょうほう)を広める

開発途上国では、安全ではない水などが原因で、子どもたちがしばしばおなかをこわし、げりになります。そんなとき、じゅうぶんに水分や栄養をおぎなうことができないと、脱水症状(だっすいしょうじょう)になり、ひどい場合には命をうしなってしまいます。

ユニセフは、脱水症状から子どもの命を守るため、からだに吸収されやすい水を作って飲ませる「経口補水療法(けいこうほすいりょうほう)」という治療法を広めています。この方法でつくるスペシャルドリンクは、ふつうの水よりも早くからだに吸収されます。

また、緊急支援のときには、とかせばすぐに使えるORS(経口補水塩)と呼ばれるパッケージが使われています。

保健センターをつくる
保健員/栄養指導員を育てる

地域に保健センターをつくり、医薬品を管理し、住民が安心して薬を使えるしくみを整えます。

ORSはなぜ優れているの?

保健の知識が普及していない地域では、子どもが下痢をすると、水や食べ物を与えるのを控えがちになり、これが脱水症状を悪化させます。この状況に大きな変化をもたらしたのがORSです。

塩と砂糖を主な原料としてつくられているORSを水に溶かし子どもに飲ませるだけ。体に水分を補うこの簡単な療法は、ORT(Oral Rehydration Therapy=経口補水療法)とよばれています。

ORTが開発される前、下痢による脱水時に、水分補給の治療法は「静脈への点滴」しかありませんでした。点滴や注射は専門の医療知識を持った人でないと子どもに施すことができません。これに比べ、ORTは、安全な水にORSを溶かして子どもの口から与えるだけなので、医療知識を持たない人たちでも簡単に行うことができます。

このように、ORSは医療知識を持った人に限らず、誰でもが簡単に、素早く、脱水症状に対して治療を行うことができるようになった点で、とても画期的な発明だと言えます。

ORS誕生の歴史

ORSの誕生は、19世紀以来のコレラ研究と深い関係があります。
1832年、アイルランドの医師ラッタが瀕死のコレラ患者15人に食塩水を注射し、5人の命を救いました。しかし、医学会は数十年にもわたり疑問を持ち、この治療法は普及しませんでした。
それから約80年後、英国の病理学者ロジャースがインドのカルカッタでコレラ患者にこの療法をふたたび実施。患者の死亡率を下げることに成功しました。
1940年代末にはオックスフォード大学の研究員が、砂糖は小腸に吸収されるさいに、塩と水も一緒に小腸内に運んでいくことを発見しました。

また、同じころアメリカのフィリップスが今日使用されているものに近い点滴溶液をつくりだしました。その後、彼は口から水分補給できるORSの開発にも目をむけましたが、塩の割合を誤って実験中に死者を出し、落胆したフィリップスはORS研究を中止してしまいます。しかし、フィリップスは66年に東パキスタン(現バングラデシュ)のコレラ研究所所長(現在の国際下痢研究所)に就任、ORSの開発に再び精力を注ぎはじめました。そして現地のコレラ流行の際に初のORT大規模テストに成功し、中程度の脱水症状なら点滴でなくてもORTだけで症状が回復することを確かめました。

ORSがさらにに大きな効果を発揮したのは1971年、東パキスタンの内戦のときでした。隣接したインドの難民キャンプで3人にひとりが死亡するほどのコレラが猛威をふるったのです。患者の5人に2人は小さな子どもでした。あまりの大流行のため、点滴液が不足し、カルカッタのジョンズホプキンズ大学研究所からORSを持った医療班が到着しました。この医療班は3700人の患者にORTを実施し、96%以上の患者の命を救うことができたのです。一方、病院に入院したコレラ患者の死亡率は25%にも上りました。ここでORSの効用は、はっきりと証明されたのです。

その後ORSは急速に広まっていきました。
1980年代にユニセフは「子ども健康革命」を提唱して、その中で積極的にORTの普及に努めました。1980年代はじめにはORTの普及率はわずか1%でしたが、現在では、最貧国の子どもの脱水症状の約半数がORTによって治療されています。また、ORSパッケージを使うのみでなく、水に砂糖と塩を溶かして飲ませる方法を家庭に広めることでさらに効果を上げています。(イラスト参照)しかし、いまでも1日に約6000人の子どもが下痢による脱水症状で命を失っています。ORSや砂糖が手に入らない地域では代わりに穀物や果物などを糖分として利用することもできます。手軽なORTをさらに普及させ、下痢による子どもの死亡を減らすことはユニセフの大きな使命のひとつなのです。

写真:© UNICEF/UNI192076/Asselin, © UNICEF/UNI192069/Asselin

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栄養子どもたちが必要な栄養をとれるようにする

世界の5歳になる前の子どもの約5人に1人は栄養が足りていません。
栄養不良になってしまう原因はさまざまです。

  • 貧しかったり、災害や紛争が起こり、じゅうぶんな食べものが手に入らない
  • 栄養のことについてあまり知らないので、同じものばかり食べてしまったり、栄養のかたよった食生活をしている
  • ビタミンAや亜鉛、鉄分など、地域によってとりにくい栄養素がある
  • 赤ちゃんを産み育てるお母さんの栄養が足りていない
バランスのとれた栄養がとれるようにする

野菜のたねを配って育て方を伝えたり、地域内で手に入る食材でどうやったらバランスの良い食事がとれるのか栄養の知識を広め、自分たちで必要な栄養がとれるようにします。そして栄養指導員を育て、栄養指導員が毎日の子どもの食事にはどのようなものを使えばよいか、知識を住民全体に広めます。

とりにくい栄養素を補えるようにする

子どもが、必要な栄養素をきちんととれないと、からだの発達にとりかえしのつかない影響をあたえることがあります。ビタミンAや鉄分など、地域によってはとるのがむずかしい栄養素があります。ビタミンAがたりなくなると目が見えなくなってしまったり、鉄分不足は貧血の原因になりますが、小さな子どもの場合、成長や知能の発達などに深刻な影響があります。食欲も減り、疲れやすくなるので、学齢期の子どもの学習能力にとっても問題です。
そこで、ビタミンAのカプセルをくばったり、まずお母さんが貧血にならないようにすること、母乳育児をちゃんとして、離乳食から鉄分を少しでも摂るように伝えています。
ほかにも、栄養治療センターを作ったり、栄養治療食を届けたりしています。

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水と衛生安全な水と衛生的な施設を使えるようにする

1億1,500万人の人びとが、川や池などの安全ではない「表層水」を使って生活しています。また、4億1,900万人は安全に管理されたトイレが使えず、道ばたや草むらなど外で用を足す、屋外はいせつをしています。
安全な水が手に入らない、トイレがない、ということが、せきり、コレラ、寄生虫病などの病気が広まってしまう原因にもなっています。

井戸をつくり、家の近くで安全な水を使えるようにする

遠くまで水くみに行かなければならないので、学校に行く時間がなかったり、安全な水が手に入らないので、病気になる子どもたちがいます。これらの問題を解決するために、人びとの住んでいる場所の近くに、安全な水の出る井戸をつくります。井戸は自分たちで管理や修理ができるように、住民のトレーニングもおこないます。
井戸のほかにも、雨水をためるタンクをつくったり、わき水から水をひいてくる仕組みをつくったりします。

安く手に入り、きれいなトイレを広める

開発途上国では、家にトイレのない家庭が多く、外で用をたしています。
その結果、不衛生な生活となり、感染症や寄生虫病などが広がる原因にもなっています。そこで、家庭や学校などに、安く手に入る衛生的なトイレをつくって、トイレを使う生活を広めています。

衛生的な生活についての知識を広める

トイレを使おう、食事の前には手を洗おうなど、衛生的な生活について学校や保健センターで教えています。学校で教わった子どもたちは、家に帰ってそれを家族に伝えます。すると家族にもその大切さが伝わり、よりたくさんの人びとが衛生についてよく知るようになります。

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教育すべての子どもたちが学校に通えるようにする

いま世界には、小学校にすら通えない子どもたちが約6,700万人います。読み書きや計算ができないと、自分がしたい仕事や収入の良い仕事につくこともできず、貧しい暮らしからなかなか抜け出せません。

子どもたちが学校に行けなかったり、途中でやめてしまったりする理由はいろいろあります。

たとえば…

  • 学校が遠くて通えない
  • 先生がいない
  • 教科書や学用品がたりない
  • 家の手伝いや、家計を助けるためにはたらかなくてはならず、学校に行く時間やよゆうがない
  • 女の子は、学校に行くより、家の手伝いをしたり早く結婚したりすることが大切だと考えられている地域がある

もしも、学校に行けなかったらどんなことが困ってしまうでしょう…?

  • 文字を読むことができない
  • 自分の名前も書けない
  • かんたんな計算ができない
  • 学校のともだちと遊んだり、学びあったりできない
  • 健康に生きるために必要なことがわからない
  • 将来のゆめや仕事の希望をもったり、そのために必要なことが学べない
  • 自分の住む社会や世界の問題を解決する方法がわからない
子どもたちが学校に通えるようにする

子どもたちの住んでいる場所の近くに学校をつくります。正規の学校だけでなく、民間の団体が運営する学校であることもあります。
はたらかなければならない子どもたちが多いところでは、どうしたら子どもたちが学校に通えるようになるのか考えて、子どもたちの事情に合わせた学校をつくり(たとえば、夜通える学校や、家の仕事のいそがしい時期には休みになる学校など)、ひとりでも多くの子どもが学校に通えるように工夫します。

学校の施設を整え、教材を確保する

せっかくの学校も雨もりがしたり、窓がなく寒い風が吹きこんできたりしたら、授業になりません。そこで、授業をするのに問題のない校舎や教室を住民に協力してもらいながらつくったり、黒板、机やいす、本棚をそろえたりします。
また、ノートやえんぴつなど勉強に必要な教材が買えないために、勉強できない子どもたちもいます。そこで、必要な教材や教科書などを届けています。

先生を増やす、育てる

先生が足りず、先生の資格のない人が教えていたり、先生がまちがったことを教えてしまったり…
技術や知識のある先生が充分にいて、子どもたちが中心となって授業に参加できる学習環境を整える必要があります。
そこで、先生のトレーニングをおこなって、先生を増やし、先生の能力を高める活動をおこなっています。ユニセフは、どんな授業をすれば子どもたちがわかりやすく楽しく勉強できるか、その方法を考えて先生に伝えたり、生活の役に立つことを授業で教えられるようにはたらきかけたりしています。

教育面でのデジタル活用

遠隔地の子どもたちも平等に教育を受けられるように、デジタル学習の普及に取り組んでいます。インターネットの接続環境を整えることで、いつでもどこでも教材にアクセスすることができるので、紛争や災害時においても学習を続けることができます。

女の子の教育

女の子は学校に行くより、家の手伝いをして早く結婚したほうがよい、という考えがある地域があります。そうした地域では、女の子は、1日中家の手伝いをしたりきょうだいの面倒を見たりしなければならず、学校に通わせてもらえないことが多いのです。
女の子も男の子と同じように、学校に通えるように、地域の人びとに働きかけたり、女の子が通いやすい学校をつくったりしています。

若者の職業訓練

子どものときに学校に通えず働くために十分な知識や技術のない若者のために、職業訓練プログラムを実施しています。大工や配管工、電気技師、仕立て屋などになるために必要な技術を学ぶことができるプログラムもあります。
きちんと働く力を身につけ、弱い立場から脱出することで、武装グループなどに雇われることを防ぎます。また、教育の大切さに気がつき、自分の子どもを学校に通わせるようにもなります。

難民キャンプなどでの教育

紛争や自然災害のために、難民キャンプに逃れてきた子どもたちを集めて学校をひらきます。子どもたちは、恐ろしい紛争や災害のために心も傷ついています。学校でともだちと会って話をしたり、平和な気持ちを取りもどしたりして、少しずつ心の傷をいやしていきます。

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保護特に厳しい状況にある子どもたちを守る

世界には、家族の生活を支えるために働かなくてはならない子どもがたくさんいます。とくに危険で厳しい仕事をさせられている子どもは約7,900万人もいます。紛争に巻き込まれて、子ども兵士として戦わなければならない子どももいます。

ストリートチルドレンを保護する

街ではたらいたり寝泊まりしているストリートチルドレンを安全な場所に保護します。家庭や子どものための施設で安心してくらせるようにし、学校にも通えるようにします。

家庭の収入を増やす

子どもたちが街や工場ではたらかなくてもすむように、家族がくらしていくのにじゅうぶんな収入を得られるようにします。
たとえば、地域のお母さんのグループに小額のお金を貸してお母さんたちが事業をはじめたり、地域で新たな産業をつくったりできるように支援しています。

人びとの意識を変える

子どもは親の愛情のもとで学校に通いながら育つことがとても大切だ、と親たちに考えてもらえるようにします。
工場主や農場主にも子どもをはたらかせないように、はたらいていた子どもたちが学校にもどれるよう支援するように、はたらきかけています。

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緊急支援災害・紛争・感染症の流行から子どもたちを守る

ときどき、新聞やテレビで、地震や洪水、それに紛争のニュースを聞くことはありませんか?
自然災害はいつやってくるかわかりません。でももし起こってしまったら、思いもよらないほどの大きな被害をもたらします。
そして、この世界では、たくさんの紛争が起こっています。
もし、みなさんの住むところで自然災害や紛争が起こったらどうでしょう。多分、とるものもとりあえず逃げ出すでしょう。実際、たくさんの人や子どもたちがこうして難民キャンプなどで避難生活をしています。

救援物資を届ける

紛争や地震・台風などの自然災害のために難民キャンプに逃れてきた人びとに、テントや毛布、食べもの、水、くすりなどを届けています。
ユニセフはコペンハーゲンとアラブ首長国連邦のドバイ、パナマに大きな物資センターをおいて、必要なものを地球上のどこにでも48時間のうちに届けられるようにしています。

難民キャンプでの保健活動

トイレなどの衛生施設も整っていない難民キャンプでは病気が広まりやすくなっています。ユニセフは子どもたちに予防接種をしたり、げりをしている子どもには経口補水療法をおこなったりしています。また、栄養不良の子どもたちには、1パックで給食1食分のカロリーと栄養がつまったペースト状の栄養治療食、栄養補助ミルク、高たんぱくのビスケットなどを渡しています。

心のケア

紛争や災害のために家族をなくしたり、恐ろしい場面を見てしまったりした子どもたちは、大きなショックを受けて、中には笑えなくなってしまったり、話せなくなってしまったり、ものを食べられなくなってしまったりする子どもたちもいます。
ユニセフは、学校を再開し、子どもたちに話をしてもらったり、絵をかいてもらったりして、子どもたちが心もからだも元気になれるように取り組んでいます。

子どもの兵士をなくす

紛争の中で、たくさんの子どもたちが武装勢力の兵士や荷物持ち、スパイとして使われています。子どもはなぐれば言うことをきく、給料がいらない、などの理由で使い捨てのように使われています。
幼いときから、人を殺したり、殺されたりという中で過ごすと、たとえ、平和なときがきてもどのように人を信じたり、なかよくすればよいのかわからなくなってしまいます。
紛争の中で兵士にさせられていた子どもたちが、家族や家族がわりになる環境にもどって平和な気持ちを取りもどせるようにします。
仲間たちと自分の経験を話し合う場をつくったり、ともだちとなかよくすることをおぼえたりできるようにします。

地雷の被害にあわないようにする

紛争がおきたとき、人をねらった地雷がうめられることがあります。地雷は紛争が終わってもそこにありつづけます。
農作業に畑に入った人があやまって踏んでしまったり、何だろうと興味をもった子どもたちが遊んでいる間に爆発してしまったり、地雷の被害にあって手足や命をうばわわれる人が後をたちません。紛争中にうめられる地雷は、紛争が終わったあとも人びとをおびやかしています。
ユニセフは地雷のある場所に印をつけて人びとに知らせたり、地雷のことを子どもたちに教えて、被害にあわないようにしたりしています。
また、地雷の被害にあった子どもたちが、義足などを使って日常生活にもどれるように支援しています。

「平和が大切」という教育を広める

争いを起こさない世界をつくるために、おたがいをよくわかりあい尊重すること、なかよくくらすこと、平和をつくるために必要なことなどを世界中の子どもたちが学べるように、はたらきかけています。

家族再会プログラム

混乱の中で親やきょうだいとはぐれてしまった子どもが、少しでも早く家族と再会し、一緒にくらせるように、家族をさがす活動をしています。近年では、情報管理などにデジタルの導入も進み、より正確に早く家族を見つけることができるようになっています。

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公益財団法人 日本ユニセフ協会