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公益財団法人日本ユニセフ協会

栄養

©UNICEF/UNI47168/Brioni

毎年、数百万人の子どもたちが重度の急性栄養不良により、命の危険にさらされています。

栄養不良とは、健康に育つためのバランスのとれた栄養が摂取できていない状態を示し、発育阻害、消耗症、低体重、過体重などの形態があります。栄養不良の子どもの中には、複数の形態を示すケースもあります。

栄養不良は人的・経済的に大きな代償を伴います。栄養不良の子どもは健康に育つことができないだけでなく、病気にかかりやすくなったり、また病気が治りにくい原因になったりもします。また、栄養不良がもたらす幼いころの知能や身体の発達の遅れは、その後も子どもたちの人生を脅かし続けます。そのため、栄養分野への投資は重要な開発優先事項とみなされるようになっています。

  • 発育阻害(中・重度):年齢相応の身長を持つ基準集団の身長の中央値からの標準偏差がマイナス2未満
  • 消耗症(中・重度):身長相応の体重の中央値からの標準偏差がマイナス2未満
  • 低体重(中・重度):年齢相応の体重の中央値からの標準偏差がマイナス2未満

(※WHO Child Growth Standards'を基準として)

主要データ
  • 世界の5歳未満児6億6,900万人のうち、栄養不良に陥っている子どもたちの数
    • 1億5,500万人が発育阻害、世界の5歳未満児人口の22.9% (1990年時点では2億5,500万人)
    • 5,200万人が消耗症、世界の5歳未満児人口の6%
    • 4,100万人が過体重、世界の5歳未満児人口の7.7%(1990年時点では3,100万人)
  • 発育阻害(スタンティング)は日常的に栄養を十分に取れずに慢性栄養不良に陥り、年齢相応の身長まで成長しない状態。発育阻害の子どもの61.2%が南アジアで暮らしている。発育阻害の子どもの数は世界的に減少しているが、唯一、アフリカでは増加している。
  • 消耗症は急性あるいは重度の栄養不足から生じ、十分なカロリーを摂取できておらず、差し迫った死のリスクに直面する。
  • 過体重は摂取カロリーに対して消費カロリーが少なすぎる結果として生じ、その後の人生で「非感染性疾患(NCD)」を患うリスクが増加する。過体重の子どもたちの数は、世界全体で増加傾向にある。

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