教育
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教室で学ぶ子どもたち(アフガニスタン)
教育は基本的人権であり、質の高い教育は個人および社会全体の発展と豊かな暮らしのために必要不可欠です。
2000年時点では1億人の子どもたちが小学校に通っておらず、その約3分の2は女の子でした。地道な活動が実を結び、少しずつ改善がみられているものの、2018年時点でも、いまだ約5,900万人の子どもたちが小学校に通えていません。
ユニセフは、ジェンダーの区別なくすべての子どもたちに質の高い教育を提供すること、あらゆる種類の差別と不公平を撤廃することに重点を置きつつ、教育支援を届けています。
主要データ
小学校に通っていない子どもたち
2018年時点、初等教育就学年齢(小学校学齢期:一般的には6歳から11歳)の子どもたちの8%(=約12人に1人)にあたる約5,900万人が学校に通っていない。
- 約5,900万人のうち、男の子が約2,700万人、女の子が約3,200万人。
- 約5,900万人のうち、半数以上にあたる3,200万人がサハラ以南のアフリカ地域の子どもたち。小学校に通っていない子どもたちの数が世界で2番目に多い地域は、南アジアの1,300万人。
- 小学校に通っていない子どもの割合が世界で最も高い地域は、サハラ以南のアフリカ地域(19%)、北アフリカと西アジア(9%)、南アジア(5%)。
- 小学校に通っていない子どもの割合が世界で最も高い国々は、南スーダン(62%)、赤道ギニア(55%)、エリトリア(47%)、マリ(41%)。
小学校に通っていない子どもたちは、下記のケースに分けられる
- 以前は学校に通っていたが、中途退学した
- 今は学校に通っていないが、将来的には通う可能性がある
- 今も将来も、生涯学校に通う可能性がない
中学校に通っていない子どもたち
2018年時点、中等教育前期の学齢期(中学校学齢期:一般的には12〜14歳)の子どもたちの約16%(=約6人に1人)にあたる約6,200万人が、学校に通っていない。(⇔2000年時点では約9,900万人)
- 約6,200万人のうち、男の子が約3,200万人、女の子が約3,000万人。
高等学校に通っていない子どもたち
2018年時点、中等教育後期の学齢期(高等学校学齢期:一般的には15〜17歳)の子どもたちの約35%(=約3人に1人)にあたる約1億3,800万人が、学校に通っていない。(⇔2000年時点では約1億7,600万人)
出典:
(2019年11月更新)