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公益財団法人日本ユニセフ協会
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ユニセフの主な活動分野|緊急支援・人道支援
ユニセフの主な活動分野
緊急支援・人道支援

緊急支援・人道支援

© UNICEF/UN0841641/Lateef

紛争、自然災害、感染症の蔓延・・・。そうした緊急事態や人道危機の中で、最も犠牲を強いられるのは、いつも子どもたちです。

1946年に誕生したユニセフ(国連児童基金)の最初の役割も、子どもたちへの人道支援でした。当時、第二次世界大戦の影響をうけた国々では、多くの子どもたちが家族を失い、家を焼かれて町をさまよっていたのです。

それから75年以上が経ちましたが、世界には今なお、紛争や災害によって、心身ともに傷つき、教育を受けられず、さまざまな困難に直面する子どもたちが多くいます。また近年の人道危機は、規模の拡大、長期化、複雑さが増す傾向にあり、長期に渡って子どもやその家族が重大な危険に晒されています。

ユニセフは創設以来、どんなに厳しい状況でも、子どもたちの命と子どもたちの権利を守るために活動を続けています。世界中から寄せられた活動資金をもとに、保健、栄養、水と衛生、子どもの保護、教育、HIV/エイズの各分野における支援活動を実施しています。支援物資は、コペンハーゲンにあるユニセフ物資供給センターをはじめとする各地の供給箇所から、ニーズに合わせて迅速に届けられる物流システムが構築されており、一刻を争う緊急事態下において重要な役割を果たしています。

最新の緊急支援情報、現在受付中の緊急募金はこちら >>

ユニセフ『子どもたちのための人道支援2023(Humanitarian Action for Children 2023)』はこちら >>

主要データ

  • 2021年時点、世界のおよそ4億4,900万人(6人にひとり以上)の子どもたちが、紛争下で暮らしている。
  • 2021年時点、3,650万人の子どもたちが、紛争や暴力などの危機によって家を追われた。この数は、第二次世界大戦以降最も多い。そのうち、1,370万人が難民および庇護申請中の子ども、約2,280万人が紛争や暴力によって国内避難民となった子ども。
  • 42カ国で1億9,300万人が深刻な食糧不安の中で生活している(緊急の対策を必要とする、統合食糧安全保障段階分類レベル3~5)。このうち、5歳未満の子どもは少なくとも2,700万人。
出典:
ⅰ)
Peace Research Institute Oslo (PRIO):Children Affected by Armed Conflict, 1990–2021 >>
ⅱ)
2022年6月17日発 プレスリリース >>
ⅲ)
UNICEF Humanitarian Action for Children 2023: p.23 >>

ユニセフの緊急支援

< 支援計画 >

ユニセフは、2023年の人道支援計画として、155の国と地域で暮らす1億1,000万人以上の子どもたち(女の子5,400万人、障がいのある子ども1,000万人を含む)に支援を届けます。具体的な目標の例は以下の通りです。

  • 820万人の重度の急性栄養不良の子どもを治療
  • 2,800万人の子どもにはしかの予防接種を実施
  • 6,370 万人が安全な飲料水、家庭用水を利用できるようにする
  • 2,350 万人の子ども、若者、養育者がメンタルヘルスと心理社会的な支援を受けられるようにする
  • 1,620 万人の子どもと女性がジェンダーに基づく暴力を受けるリスクの軽減、予防、または対応のための支援を受けられるようにする
  • 3,200万人の人々を対象に、支援従事者からの性的搾取や虐待を通報するための安全で利用しやすい手段を提供する
  • 2,570万人の子どもが就学前教育を含む、公式または非公式の教育を受けられるようにする
< 支援報告 >

2022年、ユニセフは世界各地のパートナーと連携し、危機に直面する子どもたちと家族のために人道支援を届けました。以下は、その成果の一部です。

下記はユニセフが2022年におこなった支援の一例です。

  • 保健 : 2,380万人の子どもたちに、はしかの予防接種を提供
  • 栄養 : 重度の急性栄養不良に陥った5歳未満児260万人に治療を提供
  • 水と衛生 : 2,590万人に安全な飲料水、家庭用水を提供
  • 教育 : 2,800万人の子どもに、公式・非公式の基礎教育(就学前教育を含む)を提供
  • 子どもの保護:女性と子ども420万人に、ジェンダーに基づく暴力のリスクの軽減・予防・対応のための支援を提供

ユニセフの緊急・人道支援を支える各国政府・機関、民間からの2022年の拠出額について、日本の民間部門から6,010万米ドル、日本政府から13,560万米ドルと、官民ともに、世界の人道危機対応への日本の高い貢献が報告されている。

詳しくは ユニセフ、2023年の人道支援計画発表(2022年12月5日) >>

■『子どもたちのための人道支援報告書』に関する記事

(2023年5月更新)

ウクライナ

キーウ出身のユリア広報官のストーリー

「私はユニセフのスタッフとして、ユニセフが現場で子どもたちや家族に支援を届けている様子を目の当たりにして、誇りを感じています。私たちが提供している支援は、本当に必要とされている支援なのです」。

ストーリーの続きを見る

© UNICEF/UN0624672/Holerga

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困難な状況にある子どもたちが、生まれ持った権利を守られ、平和に健やかに成長できることを目指して活動するユニセフ。

その活動は皆さまのご支援によって支えられています。

※最も支援が必要な子どもたちを支え、ユニセフの様々な活動に役立てられています。

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