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ユニセフの主な活動分野|緊急支援・人道支援
ユニセフの主な活動分野
緊急支援・人道支援

緊急支援・人道支援

© UNICEF/UN0841641/Lateef

紛争、自然災害、感染症の蔓延・・・。そうした緊急事態や人道危機の中で、最も犠牲を強いられるのは、いつも子どもたちです。

1946年に誕生したユニセフ(国連児童基金)の最初の役割も、子どもたちへの人道支援でした。当時、第二次世界大戦の影響をうけた国々では、多くの子どもたちが家族を失い、家を焼かれて町をさまよっていたのです。

それから約80年が経ちましたが、世界には今なお、紛争や災害によって、心身ともに傷つき、教育を受けられず、さまざまな困難に直面する子どもたちが多くいます。また近年の人道危機は、規模の拡大、長期化、複雑さが増す傾向にあり、長期に渡って子どもやその家族が重大な危険に晒されています。

ユニセフは創設以来、どんなに厳しい状況でも、子どもたちの命と子どもたちの権利を守るために活動を続けています。世界中から寄せられた活動資金をもとに、保健、栄養、水と衛生、子どもの保護、教育、HIV/エイズの各分野における支援活動を実施しています。支援物資は、コペンハーゲンにあるユニセフ物資供給センターをはじめとする各地の供給箇所から、ニーズに合わせて迅速に届けられる物流システムが構築されており、一刻を争う緊急事態下において重要な役割を果たしています。

最新の緊急支援情報、現在受付中の緊急募金はこちら >>

ユニセフ『子どもたちのための人道支援2025(Humanitarian Action for Children 2025)』はこちら >>

主要データ

  • 武力紛争で死傷した子どもの数は、2005年~2022年で計12万人(1日平均20人)。
  • 紛争下における子どもに対する重大な権利侵害は、2005年~2022年で計31万5,000件。2023年は3万2,990件。
  • 地雷および爆発性戦争残存物による死傷者数は、2023年で5,757人が確認されており、そのうち3分の1以上が子どもたち。
  • 2021年時点、世界のおよそ4億4,900万人(6人にひとり以上)の子どもたちが、紛争下で暮らしている。
  • 2021年時点、3,650万人の子どもたちが、紛争や暴力などの危機によって家を追われた。この数は、第二次世界大戦以降最も多い。そのうち、1,370万人が難民および庇護申請中の子ども、約2,280万人が紛争や暴力によって国内避難民となった子ども。
  • 42カ国で1億9,300万人が深刻な食糧不安の中で生活している(緊急の対策を必要とする、統合食糧安全保障段階分類レベル3~5)。このうち、5歳未満の子どもは少なくとも2,700万人。
出典:
ⅰ)
2023年6月5日発 プレスリリース >>
ⅱ)
2024年6月26日発 プレスリリース >>
ⅲ)
Landmine Monitor 2024 >>
ⅳ)
Peace Research Institute Oslo (PRIO):Children Affected by Armed Conflict, 1990–2021 >>
ⅴ)
2022年6月17日発 プレスリリース >>
ⅵ)
UNICEF Humanitarian Action for Children 2023: p.23 >>

ユニセフの緊急支援

< 支援計画 >

ユニセフは、2025年の人道支援計画として、146の国と地域で暮らす1億900万人以上の子どもたち(女の子5,560万人、障がいのある子ども1,090万人を含む)に支援を届けます。具体的な目標の例は以下の通りです。

  • 5,690万人の子どもと女性が、ユニセフが支援する施設でプライマリ・ヘルスケアを利用できるようにする
  • 生後6~59カ月の3,400万人の子どもに消耗症の検査を実施する
  • 2,060万人の子ども、若者、および養育者が、コミュニティを基盤としたメンタルヘルスと心理社会的ケアを受けられるようにする
  • 1,110万人の女性、女の子および男の子が、ジェンダーに基づく暴力のリスクの軽減や防止、対応のための支援を受けられるようにする
  • 2,400万人の子どもが、公式または非公式の教育(就学前学習を含む)を受けられるようにする
  • 5,530万人が必要十分な量の安全な水を利用できるようにする
< 支援報告 >

2024年、ユニセフは世界各地のパートナーと連携し、危機に直面する子どもたちと家族のために人道支援を届けました。以下は、その成果の一部です。

  • 2,640万人の子どもと女性がプライマリ・ヘルスケアを利用した
  • 生後6~59カ月の子ども1,220万人に消耗症の検査を実施した
  • 1,740万人に飲料水や生活用水として必要十分な量の安全な水を提供した
  • 970万人の子どもが公式または非公式の教育(就学前学習を含む)を受けた
  • 1,260万人の子ども、若者、養育者に、コミュニティを基盤としたメンタルヘルスと心理社会的ケアを提供した

詳しくは ユニセフ、2025年の人道支援計画発表(2024年12月5日) >>

■『子どもたちのための人道支援報告書』に関する記事

(2025年6月更新)

ウクライナ

ソーシャルワーカーのクリスティーナさん他のストーリー

クリスティーナさんは、巡回チームの一員として、子どものいる国内避難民の家庭や、困難な生活環境にある地元の家庭を、月に16回訪問しています。「子どもたちは私たちに心を開き、戦闘地域にクラスメートや祖父母を残したまま避難してきたという、胸が張り裂けそうな話をしてくれます」。

ストーリーの続きを見る

© UNICEF/UNI517456/Lebid

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困難な状況にある子どもたちが、生まれ持った権利を守られ、平和に健やかに成長できることを目指して活動するユニセフ。

その活動は皆さまのご支援によって支えられています。

※最も支援が必要な子どもたちを支え、ユニセフの様々な活動に役立てられています。

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