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公益財団法人日本ユニセフ協会

緊急支援・人道支援

© UNICEF/UNI73656/Estey

ユニセフは長きに渡り、自然災害や紛争などの緊急事態下における人道支援に携わっています。元々ユニセフは、第二次世界大戦で被災した国々の子どもたちの支援へ緊急支援活動を行う目的で設立されました。世界を取り巻く環境は刻々と変化していますが、ユニセフの基本的な使命に変わりはありません。

近年、災害や紛争による人道危機の発生頻度が高まるとともに、それぞれの危機において規模の拡大、長期化、複雑さの増大の傾向が見られており、子どもたちやその家族が重大な危険に晒されています。

ユニセフはどんなに厳しい状況でも、子どもたちの命と子どもたちの権利を守るために活動を続けています。世界中から寄せられた活動資金をもとに、保健、栄養、水と衛生、子どもの保護、教育、HIV/エイズの各分野における支援活動を実施しています。支援物資は、コペンハーゲンにあるユニセフ物資供給センターをはじめとする各地の供給箇所から、ニーズに合わせて迅速に届けられる物流システムが構築されており、一刻を争う緊急事態下において重要な役割を果たしています。

主要データ
  • 世界では、2億4,600万人の子どもたちが、武力紛争の影響を受けている国や地域で暮らしている
  • 世界では、4人にひとり(5億3,500万人)の子どもが、災害や紛争、不安定な情勢など、緊急事態下の国や地域で暮らしている

< シリア >

  • 2011年から紛争が続いているシリアでは、2016年だけで少なくとも652人の子どもが殺害された。2015年と比較すると20%増加、2014年に子どもの犠牲の数が正式に確認されるようになって以降、最悪の数字。
  • 6年間に及ぶ紛争の結果、シリアでは、600万人近くの子どもたちが人道支援で命をつないでいる。この数は2012年の12倍。
  • シリア国内では約1,350万人が緊急の命を守る支援を必要としている。周辺国等に逃れた人々は480万人以上、そのうち220万人以上が子どもたち。

< ナイジェリアと周辺国 >

  • ボコ・ハラム等の暴力で、避難を強いられている人々は230万人。そのうち、130万人は子ども。
  • 2014年以降、ナイジェリア、チャド、ニジェール及びカメルーンで、117人の子どもたちが公共の場で自爆攻撃を実行するために利用された。2014年に4件、2015年に56件、2016年に30件、2017年は最初の3か月で27件。これらの攻撃の大半で利用されたのは女の子。
  • シリア国内では約1,350万人が緊急の命を守る支援を必要としている。周辺国等に逃れた人々は480万人以上、そのうち220万人以上が子どもたち͘

< イエメン >

  • 中東の最貧国イエメンでは、2015年から始まった紛争によって、子ども人口の80%にあたる、960万人の子どもたちが、人道支援を必要としている。(2017年3月時点)

出典:
ⅰ)  UNICEF connect
ⅱ)  『子どもたちのための人道支援報告書(Humanitarian Action for Children-HAC)2017年』
ⅲ)  Hitting Rock Bottom - How 2016 Became the Worst
ⅳ)  Silent Shame - Bringing out the voices of children caught in the Lake Chad crisis
ⅴ)  Falling through the Cracks

ユニセフの緊急支援

2016年、ユニセフの108の国事務所が、344の人道危機下で緊急支援を実施。1年間に支援した人道危機的状況の数としては、記録上過去最多となった。

下記はユニセフは2016年におこなった支援の一例です。

  • 保健 : 生後6カ月から15歳の子ども2,400万人以上に、はしかの予防接種を提供
  • 栄養 : 重度の急性栄養不良に陥った5歳未満児240万人に治療を提供
  • 水と衛生 : 2,900万人近くの人々に安全な水を提供
  • 教育 : 1,170万人の子どもに、公式・非公式の基礎教育を提供
  • 子どもの保護 : 300万人の子どもに心理社会的ケアを提供
  • 140万人の子どもが、現金給付型支援の恩恵を受ける

詳しくは>ユニセフ「人道支援活動ハイライト」発表(2017年7月18日)

ユニセフの緊急・人道支援を支える各国政府・機関、民間からの2016年の拠出額について、日本の民間部門は1,190万米ドルとなり、日本政府からの1億2,440万米ドルと合わせて、日本の世界の人道危機への高い貢献が報告されている。

詳しくは>ユニセフ、2017年の人道支援計画発表(2017年1月31日)

■過去の『子どもたちのための人道支援報告書』に関する記事

(2017年8月更新)

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