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学校の衛生環境改善が、
女の子たちの学びへの道を開く

学校の衛生環境改善が、女の子たちの学びへの道を開く

日本ユニセフ協会の支援を受け、ソファラ州ゴロンゴーザ地区にあるセテ第二小学校では、長く続いていた課題に大きな変化が生まれています。これまで、学校に十分なトイレがなく、多くの女の子たちは森の中で用を足したり、家に帰るまで我慢しなければならなかったりしました。適切な衛生環境がないために、手を洗う習慣も身につかず、衛生問題に関心が払われることはありませんでした。

14歳のエスタシャさんは当時を振り返ります。
「前は、用を足すために森へ行ったり、家まで我慢したりしていました。掃除も決まった係がいなくて大変でした。休み時間には、手を洗わずにそのままおやつを食べていたんです。」

©UNICEF Moçambique/2025/João Matsimbe

衛生環境の欠如は、健康だけでなく、子どもたちの尊厳や学業への集中にも大きな影響を及ぼしていました。
しかし、ユニセフと日本ユニセフ協会、そしてソファラ州公共事業局との協力により、状況は大きく変わり始めました。
学校で水が使えりようになり、トイレやごみ捨て場、さらに石けんや灰を使った手洗い設備が設置されました。
加えて、設備だけではなく、生徒や教職員を対象とした衛生習慣に関する研修も行われました。保健担当の先生は、トイレや掃除の後、食事の前には必ず手を洗うことの大切さを丁寧に指導しています。

© UNICEF Moçambique/2025/João Matsimbe

エスタシャさんをはじめとする女の子たちにとって、この変化は学校生活そのものを明るくするものでした。学校はこれまでよりも安全で清潔、そしてあたたかい雰囲気に満ちた場所へと変わりつつあります。女の子たちは掃除や衛生管理にも積極的に参加し、リーダーシップを発揮しながら環境づくりに関わっています。健康面でも自信が生まれ、学びへの意欲も大きく高まっています。

「今では学校にも家にもトイレやごみ捨て場、食品を保管する場所、手洗い場があります。ユニセフと学校の皆さんには、本当に感謝しています」と、エスタシャさんは笑顔で話します。

セテ第二小学校の歩みは、衛生環境への投資が、どれほど子どもたちの人生を変えられるかを力強く示しています。尊厳を取り戻し、健康を守られた少女たちは、いま新しい環境の中で安心して学び、未来への夢を描き始めています。ソファラ州ゴロンゴーザ地区とムアンザの女の子たちの未来は、確かな光に包まれています。

© UNICEF Moçambique/2025/João Matsimbe

(2025年12月更新)