ユニセフは先進国を中心に、世界各国で「子どもの権利条約」を生かした学校・園づくりを推奨しています。「Child Rights Education (CRE): 子どもの権利を大切にする教育」には決められた一つの型があるわけではなく、各国がそれぞれの教育環境や政策、子どもたちを取り巻く状況、また取り組むべき課題などを「子どもの権利条約」に照らして総合的に鑑みながら、その国の子どもたちのために最も効果を発揮する形でCREを展開しています。

このCREの取り組みを最初に本格的に始めたのはイギリスでした。その活動をご紹介します。

イギリスでの取り組み

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Rights Respecting Schools Award

イギリスでのCREの取り組みは“Rights Respecting Schools Award”と呼ばれ、約15年前に始まりました。今ではイギリス全土で5,000を超える学校、割合にするとイギリス全土の20%近くの学校が、この活動に参加しています。子どもの数にすると約160万人の子どもたちが“Rights Respecting Schools”(「権利を尊重する学校」)で過ごしていることになります。

この“Rights Respecting Schools Award”の取り組みでは、参加する各学校のCRE達成度によってブロンズ、シルバーまたはゴールドの称号が与えられます。
参加校は、学校のあらゆる面に「子どもの権利条約」に謳われている精神を反映させていくことを目指します。
プログラム全体を通して、子どもたちは自分の権利についてはもちろん、同級生など周りの子どもたちもみな同じように権利をもつこと、また先生たちおとなもみな権利をもつ主体であることを学びます。お互いに尊重しあうことの大切さを学んでいくことが、この取り組みの要となっています。

取り組みの効果

この活動が開始してから約10年が経った2018年に、イギリス全土に広がる参加校の先生方や子どもたちを対象にした調査が行われました。その調査から、この“Rights Respecting Schools Award”の取り組みが、子どもたちや先生方そして学校全体に、多角的に効果をもたらしていることが明らかになりました。先生方と子どもたちの声をいくつかご紹介します。

取り組みの効果

2018年に行われた調査の報告書(英文)はこちらからダウンロードいただけます。

© UNICEF UK/Dawe