マダガスカル水と衛生募金

ユニセフが支援活動を行う国々の中でも、アフリカ南東部の島国、マダガスカル共和国は、子どもたちを取り巻く水と衛生状況が特にきびしい国です。お寄せいただいた募金はマダガスカルで実施する水と衛生の活動に広く使われます。
- 39%:マダガスカル農村部で最低限の基礎的な飲み水を得られる人の割合(2024年)
- 15%:基本的なトイレの利用率(全国平均 2024年)
- 39%:トイレが整備されている学校の割合(2023年)
——学校にトイレがないことが、特に女子の高い中途退学率の原因のひとつになっている - 38%:慢性的な栄養不良による5歳未満児の発育阻害の割合(2024年)
——栄養不良を引き起こす理由のひとつに、不衛生な水や環境に起因する下痢や寄生虫病がある
(出典:世界子供白書2025)
衛生的でない水源から水をくむ子どもたち
動画で見る「マダガスカル南部の暮らし」
マダガスカルでユニセフ国内大使を務めるミラドが現地の少女ソアメニと、マダガスカル南部の厳しい生活環境とユニセフの支援で水場ができた村のようすをレポートします。
支援の優先順位が高い重点地域に住む子どもたちや地域住民が学校や保健施設、コミュニティにおいて、安全に管理された飲み水や衛生設備にアクセスし、衛生的な習慣を身に着け、健康的な生活を送ることができる取り組みを支えます。
活動例1:安全な飲み水の確保
村に新しくできた水道で水をくむ女の子
水道の整備/給水施設の建設/修復/運営管理/メンテナンスを支援し、対象地域の住民が、干ばつ等の気候変動に強い持続可能な水道インフラを通じて、安全な飲料水を利用できるようにします。
活動例2:手洗いなどの衛生習慣の拡大と屋外排泄根絶
村での衛生管理に関するワークショップ実施のようす
屋外排泄の根絶、衛生啓発メッセージの発信、衛生用品の提供などを行います。コミュニティ主導の衛生管理(村でのワークショップの実施、屋外排泄根絶宣言、認証活動)、村の清潔な環境の確保、衛生促進キャンペーン(手洗いを含む)を実施し、対象地域の住民の衛生意識の改善につなげます。また、新規トイレの設置や既存トイレの修繕に向けて、環境に配慮した安価な改良型トイレの導入も行います。
活動例3:学校や医療施設における手洗い場やトイレの改善
アヌシ県の小学校で水汲みをする生徒と先生
支援対象地域の学校と医療施設に対して、水と衛生サービスを利用できるようにし、生徒が健康的な環境で学習し、患者が清潔な環境で治療を受けられるよう支援します。すべての生徒が正しく石けんで手を洗い、安全な飲料水を利用し、清潔で男女別のトイレを利用できるようにするという簡単なステップを踏むことで、子どもたちにとってより健康的で守られた学習環境の必須基準、国の水と衛生基準を満たすことを目指します。
- 子どもたちの健康状態が改善され、病気が減ります。
- 家庭の医療費も減り、子どもたちが学校を欠席することも少なくなります。
- 学校で衛生習慣を身に着けた子どもたちはコミュニティ全体の衛生環境の改善に積極的な役割を果たし、子どもたちにやさしい良い循環がもたらされます。
みなさまからお寄せいただく「水と衛生募金」は、特に課題の大きいマダガスカル農村地域においてユニセフが進めている水と衛生分野の活動に大切に役立てられています。
皆さんのご支援のもと、多くの小学校やコミュニティで、井戸や貯水槽、手洗い場、そしてトイレが設置されているほか、また、ソーラーパワーや重力を利用してコミュニティや保健センターに給水する簡易水道設備や、半乾燥地域でも持続可能な給水につながる砂ダムなどが完成しています。これらの活動により、多くの子どもたちとその周辺の地域住民が、清潔で安全な水やトイレを利用できるようになりました。さらに、学校に飲料水用の浄水フィルターの配布、衛生教育の普及などが実施されています。
2025年、気候変動による干ばつ・サイクロンなどの影響を大きく受けている地域を含め、マダガスカルの水と衛生の分野では、以下のような成果が生まれています。
- 安全な水:新たな井戸の掘削、修復、給水所の整備、干ばつに強い施設の整備などを通じ、約16万人が、より安全に、日常的に必要な水を手に入れられるようになりました。
- 衛生(トイレ):住民主体のトイレ・衛生習慣普及の取り組みや、民間セクターとの連携などを通じ、27万人以上が、基礎的な衛生サービス(トイレ等)を利用できるようになりました。
- 手洗い・衛生習慣:地域住民主体の行動変容プログラムを軸にした環境整備や啓発活動を通じ、43万人以上が、基礎的な衛生習慣・手洗いなどを実践するようになりました。
- 学校の水と衛生:感染症リスクの高い地域を中心に、安全な水の確保やトイレ・手洗い設備の整備を通じ、合計73校の子どもたちが日常的に清潔で安全な環境で学べるようになりました。
- 月経衛生:学校やコミュニティを中心に月経に関する正しい知識の普及や、女の子が安心して使えるトイレ等の整備を通じ、約35,000人の女性と女の子が健康に過ごすための支援を行いました。
- その他、水と衛生に関する国の政策や予算を後押しするための様々な調査・モニタリングを実施し、客観的な根拠に基づいてプログラムが実施されるよう支援しました。
(出典:UNICEF Madagascar “WASH Thematic Report 2025 (Jan–Dec 2025)”, March 2026)
マダガスカル農村部で地表水を生活に使う人の割合は、「水と衛生募金」が始まった当初、約36%(2008年)でしたが、2024年には15%にまで減少しています。また、国全体で最低限の基礎的な水源を利用できる人の割合も42.6%(2008年)から55%(2024年)へと増加しています。
引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

マダガスカル南部のマナンジャリ村に住む人々に安全な水が供給できるようになりました。

マダガスカル南部の村に設置された給水施設。

給水施設による水のおかげで多様な種類の野菜を育てることができました。

建設された砂ダムと井戸。砂ダムは半乾燥地域でも持続的な水の利用を可能にし、干ばつなど気候変動の影響への備えとなっています。
ナヒさんの村にユニセフの支援で給水設備ができたのは3年前。それ以前、ナヒさんは毎日1時間歩いて遠くの水場まで通っていました。そして、給水設備の完成と同時に、村の人々が共同で管理する菜園が作られ、ナヒさんは組合のメンバーになりました。「水汲みの時間を畑に使えるようになったんです」
ズッキーニやトマト、リーフなど多くの作物が育ち、作物を売ることもできるようになりました。売上は組合に蓄えて、9か月ごとに分配されます。そのお金で子どもたちに教育を受けさせることもできます。
「子どもたちが私の宝」と話すナヒさん家族の暮らしは、給水設備が支えています。
アフリカ南東部に位置し、多様でユニークな自然環境を持つ島国、マダガスカル。81%以上の世帯が貧困ライン以下での暮らしを強いられています。5歳未満児の死亡率は、1,000人出生中66人で、主な死因は下痢や肺炎、マラリアなど予防や治療が可能なものです。(データは2022年時点 出典:世界子供白書2024等)
マダガスカル水と衛生募金
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携帯キャリア決済/コンビニ払い
全国の郵便局(ゆうちょ銀行)窓口からのお振込みも可能です。
振替口座:00190-5-31000 口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
*通信欄に「マダガスカル水と衛生」と明記ください。
*窓口でのお振込は、送金手数料が免除されます。
*口座からご送金の場合は、インターネットバンキングをご利用ください。
公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、
所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。
また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。
ユニセフ募金の税制上の優遇措置 >
メイン:©UNICEF/UN0267014/Raoelisona、マダガスカルの問題:© UNICEF/UNI419329/Prinsloo、
活動例:©UNICEF/UN0325520/Ralaivita ©UNICEF/UN0263231/Ramasomanana ©UNICEF/UNI302860/Ralaivita、
現地マダガスカルのようす:©UNICEF/UNI420161/Andriantsoarana ©UNICEF/UNI474685/Ramasomanana ©UNICEF/UNI474689/Ramasomanana ©UNICEF/UNI400590/Ramasomanana ©UNICEF Madagascar(ナヒさんのお話)


























