日本ユニセフ協会の主な活動—広報活動
(公財)日本ユニセフ協会
2021年度の広報活動ハイライト
世界の子どもたちが置かれている状況やユニセフについて、みなさまに広く知っていただくために、ユニセフ本部や現地事務所発の情報を報道機関に提供(2021年度は227本のプレスリリースを配信)しています。ユニセフ本部や各国現地事務所の広報官などとも連携し、年間を通じて、緊急事態にある国や地域を中心に、報道機関への取材協力や情報発信にも努めました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する情報発信
新型コロナウイルス感染症のパンデミックが始まって1年以上が過ぎ、子どもたちへの様々な影響が統計データとしても明らかになる中、感染症としてのリスクのみならず貧困、教育、栄養、保護など各分野で子どもたちに及んでいる影響について、日々のプレスリリースやWebニュース、現地日本人職員による報告会の開催等を通じて発信しました。
また、新型コロナワクチンの迅速で公平な分配を目指す国際的な枠組みCOVAXが本格的に始動したことを受け、ワクチンの調達と輸送を担うユニセフの役割や貢献を広く発信しました。
人道危機等の迅速な情報発信
コロナ禍においても、エチオピアやアフガニスタンでの紛争や政変、ハイチの地震などの緊急事態が各地で起こり、それに伴って食料危機や感染症が広がるなど子どもたちは何重ものリスクに直面しました。そうした事態でのユニセフの活動を伝えるための情報発信やオンライン報告会の開催などを行いました。
ユニセフの活動を伝える出版物、WEB、映像
日本の皆さまにユニセフや日本ユニセフ協会の活動を広く知って頂くため、日本ユニセフ協会では様々なツールを用いた広報活動を行っています。
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出版物
下記は、2021年内に制作・配布した公式刊行物や各種資料の一部です。
- 機関誌「ユニセフ・ニュース」(会員・マンスリーサポーター対象 年4回発行)
- 「日本ユニセフ協会年次報告2020」(日本語版/英語版 2021年発行)
- 「ユニセフ活動の成果2020」(日本語版)
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ホームページ、ソーシャルメディア、動画
公式ホームページや、Twitter、Facebook、Instagram、YouTubeの公式チャンネルを通じ、ユニセフの活動に関する様々な最新情報の提供に努めました。ホームページでは、国内外の最新ニュースや活動報告を掲載(計250本)しており、ページビュー数は一日平均約8万回以上にのぼりました。
Twitter(フォロワー数:約7万5千人)やFacebook(ファン数:約4万人)、Instagram(フォロワー数:約3万人)では、幅広い年齢層の方にユニセフの活動を知っていただけるよう、現場から届く写真や映像を紹介しました。
また、YouTubeチャンネル(登録数:約1万人)では、ユニセフ公共CMや、ユニセフ本部制作映像の日本語字幕版、イベント等の報告映像などを掲載(計80本)し、年間再生数は、約277万回にのぼりました。
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公共CM
ユニセフ本部提供の公共CMの日本語字幕版を製作し、当協会の公式YouTubeチャンネルやホームページのほか、毎月1本(計12本)を、東京都内をはじめとする繁華街の屋外ビジョンで放映。一部は、テレビ地上波・衛星波の無償CM枠を通じて放映していただく機会も得ました。
ユニセフの活動をもっと身近に
世界の子どもたちの状況とユニセフの取り組みをより身近に感じ、知っていただく機会を提供するため、様々な機会を提供しています。
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現地報告会や講演会、シンポジウム
世界の子どもたちの状況とユニセフの取り組みをより身近に感じ、知っていただく機会を提供するため、また、ユニセフが訴える様々な国際課題や緊急課題を訴える機会として、ユニセフ職員などによる現地報告会や講演会、シンポジウムなどを開催しています。2021年も前年に引き続き、新型コロナウイルス感染症の状況に配慮してオンラインでの開催を原則とし、下記のイベントを実施しました。
4月26日 ユニセフ報告会『新型コロナウイルス危機と闘う現場から』
<進行> ユニセフ・アジア親善大使 アグネス・チャン
<ビデオメッセージ> ユニセフ事務局長 ヘンリエッタ・フォア
<報告・パネリスト>
・ユニセフ・モザンビーク事務所 渋谷朋子 教育チーフ
・ユニセフ・スーダン事務所 頼田優女 水と衛生担当官
・ユニセフ・カンボジア事務所 吉川美穂 子どもの保護専門官
・ユニセフ・東部・南部アフリカ地域事務所 岡村亜也子 調達担当官
・ユニセフ・レバノン事務所 杢尾雪絵 代表
<閉会ご挨拶> 外務省国際協力局地球規模課題総括課 主査 堀江良城 氏12月1日 ユニセフ報告会「子どもたちの栄養危機」
<ビデオメッセージ>
・デジタル大臣/ユニセフ議員連盟事務局長/衆議院議員 牧島かれん 氏
・ユニセフ事務局長 ヘンリエッタ・フォア
<報告・パネルディスカッション>
・ユニセフ・中東・北アフリカ地域事務所 木多村知美 子どもの生存と発達専門官
・東京家政学院大学 人間栄養学部 教授 原光彦 氏
・ユニセフ・シエラレオネ事務所 末廣有紀 保健・栄養チーフ
・ユニセフ・ガーナ事務所 川勝義人 保健・栄養担当官
・味の素(株)執行役(サステナビリティ・コミュニケーション)森島千佳 氏
モデレーター:UNICEF東京事務所 奥村礼子12月17日 ユニセフ報告会『アフガニスタン・イエメン~深刻化する人道危機の現場から』
<ご挨拶・メッセージ>
・ユニセフ議員連盟副会長/参議院議員 谷合正明 氏
・外務省国際協力局地球規模課題総括課長 河原一貴 氏
<ユニセフ人道支援解説>
・UNICEF東京事務所副代表 根本巳欧
<報告>
・ユニセフ・アフガニスタン事務所 芳野あき 保健マネージャー
・ユニセフ・イエメン事務所 山野真季葉 子どもの保護チーフ