日本ユニセフ協会70年
第二次世界大戦が終わり80年となる今年、
当協会は、財団法人(2011年以降は公益財団法人)としての歩みをはじめてから
70年の節目の年を迎えました。
当協会が設立された1955年の翌年、全国各地の小中学校で
「ユニセフ協力募金」がはじまりました。
当時は、まだ日本では脱脂粉乳に代表される支援をユニセフが
日本の子どもたちに届けていた時期。にもかかわらず、
「世界の子どもたちのために」と日本中の子どもたちが
当時の金額で総額1250万円もの募金をユニセフに託してくれたのです。
「ユニセフ募金」の源流はここにあります。
日本の子どもたちがはじめた活動は、
皆さまに支えられながら、
植物が根を張り、幹が育ち、花咲くように、
この70年で大きく広がりました。
皆さまからお寄せいただくユニセフ募金は
今日も世界中で厳しい状況に置かれている
子どもたちの命と健康を守る力となっています。
日本におけるユニセフ活動の大きな節目となる今年。
日本を含め、世界の子ども一人ひとりの権利の促進へ
引き続き取り組んでまいります。
公益財団法人 日本ユニセフ協会
会長

