よくあるご質問
ユニセフとユニセフ協会
ユニセフについて
ユニセフはどんな組織ですか?
ユニセフ(UNICEF:国連児童基金)は、すべての子どもの命と権利を守るため、最も支援の届きにくい子どもたちを最優先に、約190の国と地域で活動している国連機関です。
保健、栄養、水と衛生、教育、暴力や搾取からの保護、HIV/エイズ、緊急支援、アドボカシーなどの支援活動を実施し、その活動資金はすべて、個人・企業・団体の皆さまからの募金と、各国政府からの任意拠出金でまかなわれています。
ユニセフ東京事務所の役割を教えてください。
ユニセフ東京事務所は、ユニセフ本部公的資金調達部、直轄の事務所として、日本政府の政府開発援助(ODA)による資金協力や、国会議員、国際協力機構(JICA)、非政府組織(NGO)等との連携を促進しています。
ユニセフ東京事務所については、こちらをご覧ください。
日本ユニセフ協会について
日本ユニセフ協会はどんな団体ですか?
ユニセフは、世界32の先進国・地域にユニセフ協会(国内委員会)を設けています。日本ユニセフ協会は、日本におけるユニセフ国内委員会として日本の法律に基づいて、1955年に財団法人として設立し、2011年に公益財団法人に移行認定を受けた特定公益増進法人です。他の国・地域のユニセフ協会と同様、国連機関であるユニセフと協力協定を結び、ユニセフより、日本国内において個人・企業・団体の皆さまとユニセフをつなぐ唯一の窓口としての役割を付託され、世界の子どもたちのために開発のための教育、広報活動、アドボカシー、そして募金活動を行っています。
詳しくはこちらをご参照ください。
日本ユニセフ協会の役員に「天下り」はいますか?
当協会の役職員に、いわゆる「天下り」はおりません。民間出身で常勤の専務理事を除き、会長以下すべての役員(非常勤)はボランティアとして当協会の活動に協力しています。
なお、インターネットのブログや掲示板、SNSなどに、日本ユニセフ協会に関するデマや誤情報の書き込みが見られることがあります。下記のページをご覧いただき、どうぞご注意ください。
収支報告
ユニセフの収支について教えてください。
世界約190の国と地域で活動するユニセフの活動は、各国政府の任意の拠出と、民間の皆さまからのご寄付に支えられています。ユニセフの収支報告につきましては、以下のページをご参照ください。
なお、より詳しい収支については、本部のホームページ(英語)に掲載されております。
日本ユニセフ協会の収支について教えてください。
日本ユニセフ協会は、ご協力くださる皆さま、ご寄付を検討くださっている皆さまに向けて、収支のご報告をしております。お預かりしたご寄付総額、ユニセフ本部への拠出額、国内事業の費用計および内訳、財務諸表などの計算書、監査報告書なども、すべて公開しています。以下のページをご参照ください。
ユニセフ親善大使について
ユニセフ親善大使にはどのような役割があるのですか?
ユニセフ親善大使は、ご自身の著名人としての知名度を活かし、世界の子どもたちが直面する問題を幅広く訴え、ユニセフの活動を伝え、協力を呼びかける役割を担っています。ユニセフ本部が任命する親善大使のほか、ユニセフ本部の推奨や承認のもと、各国のユニセフ現地事務所やユニセフ協会(国内委員会)も地域大使や国内大使などを任命しています。なお、すべての親善大使は、無報酬のボランティアでユニセフの活動にご協力くださっています。
ユニセフ親善大使にはユニセフから報酬が支払われているのですか?
ユニセフには、本部が直接任命した親善大使のほか、各国のユニセフ現地事務所やユニセフ協会(国内委員会)がユニセフ本部の承認のもと任命した親善大使(地域大使・国内大使など)がいらっしゃいますが、すべての親善大使は、無報酬のボランティアでユニセフの活動にご協力くださっています。
なお、SNS(ソーシャルメディア)やYouTube、ブログなどで、ユニセフや日本ユニセフ協会に関するデマや誤情報が見られることがあります。中には、根拠のない誹謗中傷も含まれています。詳しくはこちらをご覧ください。
ユニセフハウスについて
ユニセフハウスとは何ですか?
ユニセフハウス(東京都港区)は、ユニセフの活動や世界中の子どもたちの現状を知っていただき、「子どもの権利」について考えることができる体験型展示施設です。
展示を通じて、子どもたちを取り巻く課題やユニセフの取り組みについて学ぶことができます。展示ガイドによるツアーや音声ガイドも用意しておりますので、ぜひお立ち寄りください。展示内容や来館案内は、ユニセフハウス特設サイトをご覧ください。
また、建物の3階~5階は日本ユニセフ協会の事務所として使用されています。
ユニセフハウスはなぜ建てられたのですか?
ユニセフハウスは、子どもたちや教育機関からの「ユニセフの活動を学び、体験できる場所を」という声に応えるため、2001年にオープンしました。
以前、日本ユニセフ協会は都内の賃貸オフィスを事務所としていましたが、展示や学習の場を設けるスペースがありませんでした。そこで、途上国の保健センターや教室、緊急支援現場を再現する常設展示を持つ施設として、現在のユニセフハウスが設立されました。展示の内容は「世界の子どもと会える場所」をテーマに2022年にリニューアルされました。
ユニセフハウスの建設場所を決めた理由や、建設資金について教えてください。
ユニセフハウスの建設には、31年間にわたり積み立てた「会館建設積立金」が活用されました。この資金は収支決算書で外務省に報告され、協会年次報告書では積立預金支出として一般にも公開されています。
土地選定にあたっては、全国から児童や生徒たちが社会科見学や修学旅行で来訪する施設のため、周囲の環境の良さや交通の便が重視されました。検討の結果、土地価格が著しく低下していた現在の場所を購入し、建設することが経済的にも合理的と判断されました。
現在のユニセフハウスは、それ以前の賃貸オフィスと比べて4倍の広さを持ちながらも、維持管理費を抑えた運営が可能となっています。また、130人を収容するホールや会議室も設けられたため、ユニセフのスタッフによる活動報告会や各種のセミナーや講座などを開催しております。2001年の設立以来、2024年末までに35万人以上の子どもたちや教育関係者に利用され、ユニセフの活動を支える学びの場となっています。