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日本ユニセフ協会

啓発・アドボカシー活動

子育て支援に関する報告書や情報

ユニセフ報告書が示す日本の子育て支援策(育休制度等)の現状や、乳幼児期の大切さについてお伝えしています。

ユニセフ報告書が示す日本の子育て支援策(育休制度等)の現状

2021年6月にユニセフが発表した報告書『先進国の子育て支援の現状(原題:Where Do Rich Countries Stand on Childcare?)』は、経済協力開発機構(OECD)および欧州連合(EU)加盟国を対象に、各国の保育政策や育児休業政策を評価し順位付けしたものです。その政策とは、学齢期までの子どものための保育サービスへの参加率、料金の手頃さ(affordability)、質などを含みます。

日本は、育児休業制度で1位、保育への参加率で31位、保育の質で22位、保育費の手頃さで26位、総合順位は21位でした(保育の質のみ33カ国中、ほかは41カ国中の順位)。日本については、父親に認められている育児休業の期間が最も長いこと、取得率は低いものの改善に向けた取り組みが進められていること、保育従事者の社会的立場の低さなどが言及されています。

乳幼児期の子どもの発達(ECD)〜"はじめ"が肝心〜

人生で最も大切なのは、そのはじまりである乳幼児期。この時期に適切な環境で育った子どもは、潜在的な力を最大限に発揮し、ほかの子どもと同じスタートラインに立つことができます。

人は、生まれてから3年間で脳の8割が形成されると言われています。この間、脳の発達を助けるため、適切な栄養を与え、過度なストレスから保護し、他者とのふれあいや遊びを通して刺激を与えることが大切です。

子育てのヒントを伝えるWEB漫画

日本ユニセフ協会は2020年5月、新型コロナ禍における子育てのヒントを伝えるWEB漫画『左ききのエレン ユニセフ特別編「チームの世界」』を公開しました。

その中で、新型コロナ禍のロックダウンによるストレスの影響から子どもを守るため、おとな自身が自分をケアし、子どもたちを支えながら前向きに日々を過ごすための具体的なヒントを、6つのポイント:①1対1の時間をつくろう ②ポジティブでいよう ③日常を整えよう ④子どもが誤ったふるまいをしたら ⑤ストレスとうまく付き合おう ⑥新型コロナウイルスについて話そう にまとめて紹介しています。