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日本ユニセフ協会
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第4回「子どものまち・いしのまき」
今年も1000人を超える参加
夢を応援、子どもが主役

【2015年10月4日  石巻発】

10/3・4に開催された、子どものまち・いしのまき

©「子どものまち・いしのまき」事務局

「子どもの夢を応援しよう!子どもが主役のまちをつくろう!」との思いを共有する石巻で活動する20以上のNPOや大学、商店街や企業が協力して2012年に始まった「子どものまち・いしのまき」が、今年も開催されました。晴天に恵まれた10月3日(土)と4日(日)の二日間、石巻市中央の橋通り界隈のまちは、昨年を上回る延べ1200人あまりの子どもたちの歓声に包まれました。

「近隣の学校でチラシを配布して参加者を募り、6月からこのイベントに向けて準備をしてきた「子ども店長」が、10/3・4の二日間、道路や空き地などでお店を運営しました。子どものまちでは、銀行・ラジオ局・たこやき屋など約30種類の職業を体験することができ、子どものまち内で使える通貨「マキー」を給料として稼いだり、稼いだ「マキー」を利用して買い物ができたりします。イベント当日、ハローワークで仕事を選び、銀行で嬉しそうに給料を換金する子どもたちの姿が多く見られました」。(「子どものまち・いしのまき」事務局プレスリリースより)

4年前、支援団体のおとなたちに引っ張られて始まったこのイベントも、4年目を迎え、 “リピーター”として参加する多くの子どもたちを中心に企画・運営される「子どものまち」という名にふさわしいイベントに生まれ変わろうとしています。

子どもがつくるまち

開催まで1週間に迫った9月27日(日)、準備に取り組んできた子どもたちは、石巻市社会福祉協議会に集まり、最後の準備会合を持ちました。中心的役割を担いながら、試験や学校行事、部活などで忙しい日々を過ごし、おとなが呼びかけた準備会合への参加もままならない中高生も、中高校生だけの会議を開き、準備を進めてきました。

  • 「店長の給料がテキトーだったよね。売り上げから持ち出す的な…」
  • 「店長の給料について考えたいね」
  • 「一律で店長の給料を渡すだけだと、頑張りが売り上げ、そしてボーナスにつながらない」
  • 「ボーナス出すとしても、売り上げから計算して銀行に返すとかって難しい」
  • 「店長の基本給を設定して朝銀行から渡すのはどうかな」
  • 「(あちこちのお店で働いて)一日300マキーも稼ぐ子もいる。店長は、1日働いているよね」
  • 「基本給50マキーはどうかな?」
  • 「良さそう」
  • 「お店の売り上げは、一度銀行に持っていって、そのうちの数パーセントをお店にバックして、それは店長のボーナスにしたら?」
  • 「店長やる子も増えるかも」
  • 「お店に工夫も生まれるね」
  • 「いつ銀行に持っていくの?昼と夕方?銀行は作業的に大変じゃない?」
  • 「今までの銀行の状態が分からないから今度聞いてみよう!」
10/3・4に開催された、子どものまち・いしのまき

©「子どものまち・いしのまき」事務局

準備会合で出たこんな会話から、店長さんへの給与の支払の徹底も図られました。事前の子ども会議や準備作業への参加に対する報酬を10マキー、店長としての勤務中の給与を時給10マキーで計算。1日の売り上げの5%をボーナスとして支給する仕組みが作られたことで、1日目の終わりに売り上げを比較して一喜一憂しながら、売り上げの悪い店はなぜ売り上げが上がらないのか話し合い、翌日に改善を図る子どもたちの姿も見られました。また、食品を扱うお店では、今年、リユース食器を導入。ゴミの量を昨年の3分の1に削減するだけでなく、ゴミの分別やリユース食器の汚れのふき取り作業など、新たな「お仕事」も生み出しました。

日本ユニセフ協会も、3年連続でボランティアブースを出展。今年は、「世界手洗いの日」(10月15日)に合わせて作られた「世界手洗いダンス」を踊りながら、世界の子どもたちの状況や衛生の問題について考え、“正しい手洗い”を広めるお仕事に挑戦。初めは恥ずかしそうにしながらも、お仕事が終わると「お仕事広めてくるね」「人集めてくるね」と何度もブースに足を運んでくれた子がいた他、このユニセフブースの様子は、イベント2日目に発行された「子ども壁新聞」の1面も飾りました。

支援イベントから地域の行事へ

10/3・4に開催された、子どものまち・いしのまき

©「子どものまち・いしのまき」事務局

「参加した子どもたちのなかには、去年までに稼いだ「マキー」を銀行に貯金して、今年使うのを楽しみにしていた子も。商店街や近隣の住民の方にも、毎年行う本イベントの理解は年々広まり、「今年もこの季節がやってきましたね」と声を掛け合う様子も見られました」(「子どものまち・いしのまき」事務局プレスリリースより)

第1回から毎回参加されている石巻市の亀山市長は、一日目の午前中一杯、“お客”として色々なお店に足を運び、それぞれの店舗を切り盛りする子どもたちと交流。今年は、隣接する東松島市の交流館・情報プラザからも、スタッフの方が視察も兼ねてイベントの応援に駆け付けるなど、他地域とのつながりも生まれてきています。

実行委員としてイベントの準備と運営に中心的な役割を担ってきた「子どものまち・いしのまき」サポートNPOの一つ、冒険遊び場づくり協会の廣川さんは、「小・中・高校生という幅広い年齢層の子ども店長たちがやりたいことを実現させ、楽しむ姿を見ることが出来て良かった」「イベントだから特別なのではなく、普段から子どもが楽しい石巻にしたいですね」と語りました。(「子どものまち・いしのまき」事務局プレスリリースより)

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