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財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

<2005年4月5日信濃毎日新聞掲載分>

支援プログラムで学ぶ喜び
<カンボジア>

ケアワーカーに本を読んでもらう子どもたち

 カンボジアでは23年間(1970〜1993)にも渡り続いた内戦が終わり、当時と比べると子どもたちは比較的平穏な生活を送っています。しかし、壊滅状態にあった社会基盤、社会そのもの、および経済の復興に、かなりの時間が必要です。

 人口の約34%が1日1米ドル以下で生活しており、現状では、アジアの中でも最貧国の1つに挙げられています。カンボジアの全人口(約1300万人)のうち50%以上が18歳未満の子どもたちといわれており、その子どもたちの約半分が栄養失調で、8人に1人が予防次第で防ぐことができるのに、5歳の誕生日を迎えることなく命を失っています。まさに、カンボジアでは、子どもたちの置かれている状況の改善は、将来のカンボジアの繁栄と直接的につながっているといえます。

 今回は、カンボジアの子どもたちの教育事情を見てみましょう。

 ユニセフは、カンボジアの将来を担うすべての子どもたちの教育支援に力を注ぎ、地域の支援を得ながら、学齢期の男女に区別なく教育を受けさせるよう努めています。

 ユニセフ支援プログラムでは、乳幼児期のケアをはじめ、教育方法の改善および教員の研修などを勧め、支援する一方で、国内の教育政策の改正、特定地域の干渉を通して教育の機会の不平等をなくしていくよう働きかけをしています。

 具体的にカンボジアで取り上げられているユニセフ教育支援プログラム「子どもに優しい学校(Child Friendly School)」についてふれてみたいと思います。このプログラムでは、子どもたちにとって、より適切な校舎の建設のために、トイレや給水場、学習道具などを準備したり、教員の研修やPTAなど、学校と地域が密に協力しながら教育環境を支えています。

 「子どもに優しい学校(Child Friendly School)」に通っている子どもたちはみんな、学校で学ぶことの喜びを元気いっぱいに伝えてくれます。クラスの誰もが積極的に授業に参加し、発言します。

 授業内容には、直接子どもたちの日常生活に役立つ内容が盛り込まれ、頻繁にグループワークが取り入れられています。子どもたちが心から楽しんでいるため、子どもたちの就学率、在学率ともに高くなり、成果を上げています。

 時間のあるときには生徒の母親や兄弟・姉妹が学校をのぞきに来たり、地域の人たちが校庭に遊具を設置したり、カンボジアの子どもたちの置かれている教育環境は徐々に改善されています。

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