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財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

≪2004年4月15日掲載≫

すべての子どもに予防接種を!
<ガボン>

 「私の名前はムベイ。8歳です。シシトックという村に住んでいます。村は漁業で成り立っていて、リーブルビルという大きな都市の郊外にあります。家族はお母さん、お姉さん、そしてお兄ちゃんのサミー。みんな一緒に小さな部屋で暮らしています。サミーは12歳で、私の一番の友だちです。私とお姉さんは床にマットを引いて寝ています。毎日、朝起きてバケツにためた雨水で体を洗って、掃除や洗濯。それから、火をつけるための薪を集めて、お母さんの代わりに市場に行きます。兄弟は誰も学校に行ってません。お金がないからです。お母さんとサミーは毎日丸木舟で魚釣りに出かけます。2人が帰ってくると、魚を船からおろし、道で売るために運ぶのを手伝います。前にサミーが病気にかかって体に赤い発疹ができた時、お母さんは昔からある薬をサミーに与えました。マニオクの葉っぱをすりつぶして水に混ぜて飲ませるのです。私も時々病気になります。お母さんは私にもその昔からある薬をくれました。お金がないので、お医者さんに診てもらうことはできないんです」

子どもたちのリスク

 都市やその周辺に暮らす何千人もの貧しいガボンの子どもたちが、ムベイのように、医療・保健サービスを受けることができずにいます。ガボンでは、何千人もの子どもたちがはしか、結核、破傷風、ポリオ、百日咳、ジフテリアなどの主要な病気に対する予防接種を受けていません。予防接種を受けるお金がないこと、病院へのアクセスがないこと、命を守る予防接種の重要性についての理解不足。これらがガボンの子どもたちが予防接種を受けられない大きな原因です。

予防接種拡大プログラム

 今日、ユニセフ・ガボン事務所では、ガボン政府やいろいろなパートナーと一緒に、予防接種拡大プログラムの強化・実行に取り組んでいます。今年、ユニセフ・ガボンはすべてのガボンの子どもたちがはしかの予防接種を無料で受けられるキャンペーンを行います。ムベイもそのうちの1人。2002年には、ポリオの無料接種キャンペーンを全国で行い、初めてガボンの子どもたち全員が予防接種を受けることができました。

子どもたちの命を守る

 予防接種は子どもの命を救うために必要不可欠であり、コミュニティ全体の保護という点でも効果的な方法です。予防接種拡大プログラムの強化は、ワクチンで予防できる病気から子どもたちを守るのに最も効果がある方法です。具体的には、通常行われている予防接種活動の統合、ワクチン保冷用器材の提供・修復、保健員とコミュニティで活動する人々の訓練、予防接種啓蒙キャンペーンの実施、遠隔地への移動手段の提供、モニタリングと評価などです。

 都市やその周辺、田舎に住んでいる30万人の子どもたちが健康にすごせるように。ユニセフ・ガボンはこれからも政府やWHO(世界保健機構)、そのほかのパートナーと共に、予防接種拡大プログラム推進のための活動を続けます。

2004年4月
UNICEF West & Central Africa Regional Office

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