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財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

≪2001年7月24日≫

出生登録キャンペーンがスタート
<ギニア・ビサウ>

ギニア・ビサウでは5月17日、出生登録キャンペーンが始まりました。出生登録は、ひとりひとりの子どもに予防接種などの行政サービスをきちんと提供できるようにするために欠かせない最初の一歩のはずですが、この国では5歳未満の子どもの多くが出生登録をすませておらず、正式な出生登録書類を持っていない人は全人口の70%に達するという推計もあります。

このキャンペーンは司法省とユニセフが中心となり、国連ギニアビサウ平和構築支援事務所(UNOGBIS)や世界食糧計画(WFP)、それにカシェウ地域で活動するNGOレッダ・バーネンの協力で始まりました。当面はビオンボ、オイオ、カシェウ、それにビサウが対象地域です。16のチームを編成し(ビサウ9、カシェウ5、オイオ1、ビオンボ1)、村々を移動しながら、あるチームは一軒一軒戸別に訪問してまわり、またあるチームは移動をせず、村の中で場所を決めて活動にあたりました。これまでに4万7,000人の子どもとその家族が登録をすませました。公式の出生登録簿に記載されると、出生証明書がひとりに1枚発行されます。登録作業にかかる時間は、1人につき20分から25分です。たくさん子どもがいる家庭でも、登録される子どもの数は平均5〜6人です。

登録サービスへの需要があまりに高いことから、ユニセフはキャンペーンを2か月延長し、また雨季に入ったために、市部やその周辺地域を中心に展開することを提案しました。また需要に対応するには、チーム数を増やす必要があります。そのため、登録キャンペーンへの若者の参加を呼びかけました。

登録サービスは好評でしたが、登録を希望する家族には長い行列が不満の種でした。また出生登録が普及しない理由として、興味深い事実もわかってきました。たとえば、赤ん坊が生まれても、無事に育つことがはっきりするまでは登録してはいけないと思われています。また名前をつける儀式をすませないと登録しないという、文化的な習慣もあります。その他にも、費用や距離、知識不足、市町村に登録できる機関がないなどの理由が関係しています。

国内の登録所は、デスクやキャビネット、登録簿、証明書用紙など物資の不足のせいで、機能していないのが実情です。そこでユニセフは、市町村で出生登録を6か月間継続的に行なうことを提案しました。また月に数日間だけでも移動チームが登録サービスを行なえるよう、保健センター内に登録所を設ける可能性も探ることにしました。

雨季が終わる11月には、キャンペーンの対象地域をさらに拡大することになっています。ユニセフはチームへの支援や、登録簿、証明書用紙などの提供でこのキャンペーンを支えています。交通手段も、ユニセフとUNOGBIS、WFPが提供しています。

司法省も前向きで、今年承認された政府の活動計画にも、キャンペーンの継続が組み込まれています。

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