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財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

ミャンマー:サイクロン「マハセン」に備える

【2013年5月15日 ミャンマー発】

© UNICEF/NYHQ2008-0612/Thame

2008年にミャンマーを襲ったサイクロン被災地での活動の様子。

民族衝突などの影響を受け、何千もの人々が不自由な避難生活をおくっているミャンマー西部ラカイン州に、サイクロン「マハセン」が接近。ユニセフは、万が一に備え、緊急支援の準備を進めています。

現状でも非常に不安定な、ラカイン州の人々の生活。サイクロンが上陸すれば、状況はさらに深刻になるものと見られています。

仮に直撃を免れたとしても、サイクロンが豪雨や洪水をもたらす可能性は高く、衛生環境の悪化と安全な水の不足、また特に子どもたちの健康を脅かす危険が高まることが懸念されています。

ユニセフは、他の国連機関や国際NGO等と密接に連携し、住民を比較的安全な地域に避難させることや十分な食糧備蓄を確保することを目指す、ミャンマー政府が主体となる支援活動をサポート。2日前には、ラカイン州の州都シットウェに追加の支援要員を派遣しました。

「ユニセフは、他の国連機関、NGOと共に、シットウェや特にラカイン北部を中心に活動しています。支援物資や人員の配置を進め、今後、変化する状況に応じた対応ができるように備えています」 ユニセフ・ミャンマー事務所のバートランド・バインベル代表はこう話しました。

今朝ヤンゴンで開かれた記者会見を通じ、テイン・セイン大統領は、ミャンマー政府として、緊急支援の準備や実際の支援活動の実施にあたっては、人命の保護を最優先に、人種や宗教の区別なく行う姿勢を発表しました。ユニセフは、この姿勢を全面的に支持します。

© UNICEF/NYHQ2008-0559/Naing

この記者会見では、ミャンマー政府は、最も厳しい立場にある人々を安全な場所に避難させていることや、コミュニティと協議の上策定した支援計画の詳細を説明。国際社会の協力と支援を得ながら、緊急事態に対応してゆく姿勢も表明しました。

ユニセフは、他の国際人道機関と連携して、ミャンマー政府に対し、定期的な情報の開示など支援活動の透明性や説明責任(アカウンタビリティー)の確保とともに、支援の調整や迅速な対応を要請しています。

「サイクロンの被害を受ける可能性がある全ての地域の人々に、人道上の基本原則に則って、公平に支援を届けることが重要です」「サイクロンによって、国内避難民の方々が置かれている状況は更に悪化するかもしれません。しかし、この事が、宗教や民族的背景が異なる人々が、その“違い”を乗り越える好機となり、また特に子どもたちをはじめとする弱い立場にある人々に対する助け合いの連携が、人々を結びつけることになるかもしれません。この機会を逃すべきではありません」バインベル代表は、このように語りました。

ユニセフは、チン州、マンダレー州、カチン州といった国内の他の地域でも、万が一への備えを強化すべく準備を進めています。これらの州でも、サイクロンがもたらす強風と豪雨で、既に厳しい生活を強いられている人々の状況がさらに悪化する可能性があるのです。

ユニセフは、特に“水と衛生”の分野での活動への国際社会からの支援を求めています。これまでの経験から、こうした分野の活動については、それが人々の命を左右する重要な活動であるにもかかわらず、事前の準備が十分だったことはあまりなかったのです。

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