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財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

人身売買や誘拐根絶への挑戦
<ネパール>

 サヌータが生まれ故郷であるネパールの小さな村を離れたのは2年前、13歳のとき。「良い仕事があるから」と誘われ、インドの大都市ボンベイに連れて行かれました。新しい生活に期待をしていたサヌータですが、そこで彼女を待っていたのは、外に出ることも禁じられ、売春を強要されている何千人もの少女たちとの牢獄(ろうごく)のような生活でした。

サヌータのようにだまされて、インドの都市で売春を強要されているネパール人少女の数は年間五千人から七千人に上ると推定されています。15歳になった今、サヌータはHIV感染者として生まれた村に戻ってきました。

このような事態を重く見たユニセフは、子どもの人身売買や誘拐を未然に防ぐための活動を応援しています。例えば、誘拐犯の特徴を記載したカードを、警察の協力を得て地域に配布したり、読み書きのできない女の子にもメッセージが伝わりやすいよう歌などを用いて誘拐の危険性を広く伝えたりしています。

人身売買の多発している貧しい地域では、60人の法学部の学生たちと協力し、村人に対して人権教育を行いました。また学生たちは無料の移動法律相談所を運営、村人たちが直面している問題の解決や人権擁護のためのお手伝いをしています。このほか、現地のNGOと協力して「子どもから子どもへ」と呼ばれるプログラムを行っており、子どもリーダーの育成を通して、誘拐やエイズ、子どもの権利など、子どもたちを取り巻く問題を子どもたち自身で考え、広めることに成功しています。

一人でも多くの女の子が、自分の人生を自分の手で選択できる日が来るように…。ユニセフの努力は続きます。

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