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財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

<2003年10月22日掲載>

フォトギャラリー「学校が元気になる!」 
<セネガル>


ユニセフは、セネガルのカサマンス地域の350校で学校給食を支援しています。学校が「子どもに優しい学校」になるよう、女の子が学校に通いやすい環境を作り、子どもたちが学校をやめずに、良質な教育を受けられるよう、数々の活動と関連付けながら支援しています。具体的には、井戸やトイレの提供、保健・衛生の促進、ライフ・スキル教育(職業訓練など)、ジェンダーや人権への配慮などです。

学校給食を食べる子どもたち。学校で給食が出ると、通学する子どもたちが増え、学校をやめずに続ける子どもも増えます。

学校給食では、米と、地元の燻製魚、野菜が使われますが、これは地元の人たちの所得向上も目指しています。この写真は、サンテ・ヤラという団体で働くエリーズ・カボが、燻製魚をビニール袋に詰めているところです。サンテ・ヤラは、女性グループが生産する食糧を商業ベースに乗せる地元の団体で、ここの活動が円滑に進んでいるのも、学校給食プログラムのおかげです。

サンテ・ヤラの活動の調整役、シスター・アナ(白い衣装の女性)と一緒に燻製魚を売るエリーズ。商品の一部は地元の市場でも売られています。

コルダ県(カサマンス地方にある2つの行政区のひとつ)の学校で学ぶ女の子たち。

ジェンダー、人権、衛生を含めたライフ・スキル教育も学校のカリキュラムに含まれています。

学校給食の支援を受けている学校では、可能なかぎり良い環境を整備することになっています。具体的には野菜園の整備、地元資材を用いた柵の設置、教室の修繕(コミュニティ全体を巻き込んでの修繕活動)です。この写真は夏休み中の学校のようすを撮ったもの。草が伸びっぱなしになっているのはそのためです。新しく植えたマンゴの木を板で囲って守っているのが分かります。遠くにはユニセフ支援で作られたトイレ棟も見えます。

学校に提供された井戸。1999年以来、ユニセフはカサマンス地域で94基の井戸を設置し、20基の井戸修復を支援しています。

ジガンショールの学校を修復している人たちと意見交換をするユニセフのドライバーのスレイマン・ディエデュ。カサマンス地域を担当するドライバー2人のうちの1人です。セネガルでは夏場に激しい雨が降り、仕事が滞ることがたびたびあります。

修復を終え、ペンキも新たに塗られました。

ユニセフは、とりわけ困難な状況にある子どもたちのために、夏休みの間の情報技術講座と補講を支援しています。

ユニセフは教育省と共同で、教師の能力養成を行っています。写真は、新しいカリキュラムであるライフ・スキルについての研修風景。ライフ・スキルでは、ジェンダーの平等、保健、栄養、衛生、学校での水と衛生環境が取り扱われます。そのほかの研修としては、紛争の予防、ストレスの管理法、地雷に対する注意喚起などがあります。

ユニセフは123の学校に水と衛生施設(トイレなど)を提供し、「女の子に優しい」学校が作られるよう支援を行っています。女の子用トイレと男の子用のトイレが別々に作られています。

学校はユニセフ支援活動の中心地です。写真はヨード添加塩についての研修風景を写したものですが、学校の建物の壁には地雷の怖さを示す絵が描かれています。後ろのトイレ棟もユニセフ支援で建てられたものです。

葉酸を受け取る子どもたち。学校給食プログラムには微少栄養素と虫下しの薬の提供も含まれています。

学校を子どもたちの健康と保護にとって良い環境のものにできるよう、ユニセフは、学校のインフラの修復も支援しています。これは修復前の学校のようすです。


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