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| © UNICEF South Sudan/2012/Sokol |
| 南スーダンのマバンにあるバティル避難民キャンプの学校に参加するラドワン・アル・ファヒルくん(12歳)。2012年4月、暮らしていたスーダン・青ナイル州の村から避難してきた。 |
ユニセフは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、パートナー組織と共に、栄養、保健、子どもの保護、教育をはじめとする様々な支援を行っています。 ブンジ病院では、避難民と避難民を受け入れるコミュニティの両方の子どもたちに、重度の栄養不良のための緊急治療を行っています。
「はしか、ポリオ、破傷風といった基礎的な予防接種と基礎保健ケアサービスを提供しています」ユニセフのパートナーである国際医療隊(IMC)のチャンドラ・ギルモアさんはこう話します。毎日、ゲンドラサ避難民キャンプの入り口で、IMCのスタッフが、約350人の子どもたちと出産年齢の女性に予防接種を実施しています。
トラウマとなるような体験をしている子どもたちのための心理社会的な支援も重要です。パートナー組織のひとつNGO組織(INTERSOS)のモマルト・リッチさんは、子どもたちが遊んだり、学んだりできる「子どもに優しい空間」について、次のように語りました。「ユニセフは、この空間で2,000人以上の子どもたちにレクリエーション用具と学校用品を提供してくれました。こうした子どもに優しい空間で、子どもたちは、過去を忘れ、友達を作り、新しい知識を得ることができるのです」
また、ユニセフは、マバン地域の教育を支援するために、学用品を支援しています。バティル避難民キャンプに設置された学校で教えているカハルダ・ハサン先生は、子どもたちはとても熱心に勉強していると話します。
ラドワンくんは、「学校は、ここでの生活の中で1番いいところさ。教育は、靴なんかよりももっと大事なんだ。靴をもらうよりも、裸足でも授業を受ける方がいいよ」 と言います。
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| © UNICEF South Sudan/2012/Sokol |
| 南スーダンのマバンにあるゲンドラサ避難キャンプにある「子どもに優しい空間」でおもちゃで遊ぶ、青ナイル州から避難してきたライラ・サレちゃん(8歳)。 |
このようにユニセフやパートナーは、様々な緊急支援策を展開していますが、弱い立場におかれた多数の子どもたちを始め、高い水準で避難民の到着が続いており、全体的な支援活動は著しく緊迫した状況となっています。
「スーダンにおける暴力が逃れてきた子どもたちは、差し迫ったストレスに直面しています。子どもたちが置かれた厳しい環境の中で、単に、生きのびるだけでなく、すくすくと成長できるように、保健、教育、保護された環境に、確実にアクセスできるようにしなければなりません」
「そのためには、もっとたくさんの支援とそれを支える資金が欠かせません」と、ユニセフ・南スーダン事務所のヤスミン・アリ代表は述べています。
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