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公益財団法人日本ユニセフ協会

国際協力人材養成プログラム

海外インターン体験記

氏名:中村 敏久
派遣先:ミャンマー事務所
派遣期間:2013年7月〜2013年9月

2013年7月から9月まで、ユニセフ・ミャンマー事務所、子どもの保護セクションにてインターンをさせて頂きました。ヤンゴンの中心地に事務所があったのですが、民主化への変遷期にあり日々街や人々の生活が変化してく様子を垣間みることができ、大変興味深かったです。業務においては、私の専攻が国際法である為、主にミャンマー少年法の分析、モニタリング、そして履行の強化に携わらせて頂きました。

沢山の貴重な経験をさせて頂きましたが、その中でも強く心に残っているのは、訪問させて頂いた少年院での子どもへのインタビューです。殺人、売春、レイプ、盗み等のかどで来ている子どもたちと話をさせて頂きましたが、驚いたのが、どの子も日本にいる普通の中学生、高校生と変わらないという印象を受けたことです。最初に話した少年は、高校球児の様に爽やかで礼儀正しかったのですが、何人も殺している、とのこと。なぜこんな子が、と衝撃を受けました。話を聞いていくと、やはり少年院のほぼ全ての子どもが貧困家庭、崩壊した家庭から来ており、改めて貧困の削減と、家庭の安定の重要性を思わされました。法律の担当をさせて頂きましたが、法整備だけでは根本的な解決にはならず、そもそも子どもが物を盗まなくていいような社会の構築が同時に必要であると学ばされました。

また、事務所の同僚、上司にも大変恵まれました。住居、携帯探しから病院まで、一人で不安だった私を同僚が助けてくれ、大変心強かったです。上司は、周囲の意見をしっかりと聞いて取り入れ、他部署や他団体とも恊働体制を築いて仕事を進めており、学ぶことが多かったです。特に私がデング熱にかかってしまった際は、事務所全体で支援をして頂き、上司に至っては、激務の中、搬送先のタイの病院まで同行し、看病をしてくれました。本当に素敵な組織、事務所でしたので、是非今後またミャンマー事務所に戻り、働かせて頂きたいと思いました。

最後になりますが、この様に貴重な経験をする機会を提供して頂きました、日本ユニセフ協会、ユニセフ東京事務所、支援者の皆様に厚くお礼を申し上げます。今後、この分野で活躍することで、お返ししたいと思っております。

ユニセフのオフィスにて
中期計画レビューを行ったリトリートにて

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