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財団法人日本ユニセフ協会
 



東日本大震災緊急募金 第4報
被災地へのメッセージ
- 黒柳徹子氏、アグネス・チャン氏、日野原重明氏 -

【2011年3月16日 東京発】

11日に発生した東日本大震災(東北関東大震災)を受け、被災者の皆様および日本の皆様に向けて、ユニセフ親善大使ならびに日本ユニセフ協会大使がメッセージを発表しました。

<黒柳徹子氏からのメッセージ>

今回の地震や津波により被災された皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
どんなにか大変なご苦労をされているかと思います。
そのような中、大人の皆さまにお願いがあります。
大人でさえ耐えがたい状況の下で、被害を体験したり見聞きしたりした子どもたちは今、非常に大きなストレスを抱えています。
たとえ平気であるかのように振る舞っていても、混乱し、苦しんでいるのです。
周りにいる子どもたちを抱きしめて、優しく声をかけてあげてください。
できるだけ子どもたちの話し相手、遊び相手になり、早く日常の感覚を取り戻せるように、手助けをしてあげて下さい。

子どもたちへ

とてもこわい思いをしたでしょう。でも、もうだいじょうぶよ。
世界じゅうの人たちが、みなさんのことを心配して、助けようとしています。
みなさんが、つらい、かなしいと思うのは、自然なことです。
思っていることを、がまんしないで、まわりの人に話していいのよ。
みなさんがはやくいつもの生活にもどれるよう、お祈りしています。
愛をこめて。

ユニセフ親善大使 黒柳徹子

<アグネス・チャン氏からのメッセージ>

心からのお悔やみと、お見舞いを申し上げます。
地震と津波は一瞬にして、沢山の方の尊い命を奪いました。
先行きの見えない不安に包まれている被災者の皆さんの事を考えると、涙が止まりません。

被災者には、子どもたちも多く含まれています。
家族やお友達を失った子どもたちも少なくないようです。
避難生活が、この先長引くことも予想されます。
心身にダメージを受けている子どもたちには支援が必要です。

私も、仲間たちと一緒に、私たちができる方法で一生懸命被災された方のサポートをしていきます。
被災地の子どもたちが安心して過ごせる日々を一日も早く取り戻せるよう、全力を尽くしてまいります。

みんなで気持ちを強く持って、心をひとつにして、希望を胸に、この危機を乗り越え、より強い、より美しい日本を作って行きましょう。
子どもたちは、私達の未来です。
子どもたちが未来へ向かう力を育むために、
出来る限りの事をやっていきたいと思います。

ユニセフの活動にご協力、ご支援をお願いします。

日本ユニセフ協会大使 アグネス・チャン

<日野原重明氏からのメッセージ>

日本ユニセフ協会はこれまで諸外国における子どもたちを守る運動に協力して参りました。
しかし、この大震災では被災した日本の子どもたちのためにユニセフ協会を通じて支援を受けることになりました。このことに感謝します。
日本ユニセフ協会は日本の各地からもできる限りの支援活動を始めたいと思っています。
このため「東日本大震災緊急募金」のキャンペーンが発足しています。
皆様のご協力をお願いします。

日本ユニセフ協会大使 日野原重明

日本ユニセフ協会では、当面の支援活動の費用として1億円を準備。近日中に、ユニセフ、及び甚大な被害を受けた地域の各県支部及び地元の協力団体と協力して、各地の避難所への支援物資の提供などの活動を開始します。