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財団法人日本ユニセフ協会
 



東日本大震災緊急募金 第24報
ちっちゃな図書館 第一便が被災地へ到着!

【2011年4月4日 東京発】

© 日本ユニセフ協会
4日、避難所(石巻市立青葉中学校)に届けられた絵本や紙芝居等を受け取る子どもたち。

本日(4日)、『ユニセフ ちっちゃな図書館』プロジェクトでお寄せいただいた絵本や児童書等の第一便が、宮城県石巻市の避難所に到着。被災地の子どもたちに届けられました。宮城入りしている日本ユニセフ協会の浅見有希子と山岸絵玲菜は、パートナー団体、ボランティアさんと協力しながら子どもに優しい空間の設置準備を進めています。

「今日は、4つの避難所の子どもたちに絵本や紙芝居を届けました。この震災の影響で、自分達のお気に入りの絵本やおもちゃを失った子も多く、子どもたちは、届けられた絵本や紙芝居を目にすると、とても嬉しそうでした。絵本を自分たちの生活スペースに持って行って読んだり、夜に両親に読んでもらいたいと話す子もいました。子どもたちが一日も早く笑顔を取り戻し、日常の生活を送れるように、最大限お手伝いさせていただきたいと思います。」(浅見)

© 日本ユニセフ協会
石巻市の万石浦中学校に届けられた本。

また、石巻市の万石浦中学校、湊小学校、釜小学校で展開した子どもに優しい空間で、ちっちゃな図書館の第一便となる本を届けた日本ユニセフ協会の山岸は、子どもたちが絵本の入ったダンボールをあけた時の様子を、次のように話しました。

「届けられた箱から本を取り出すと、子どもたちはとても喜んで、その場ですぐに読み始めていました。新しい本がきたことがとても嬉しいようで、一緒にいたお母さん方も、本を手に取り楽しそうにしていらっしゃいました。」

『ユニセフ ちっちゃな図書館』プロジェクトは、各地の避難所に「子どもに優しい空間−Child Friendly Space-」を作るべくスタートされました。子どもに優しい空間に参加した子どもたちのご家族から、「子どもの心が安定してよく眠られるようになった。」「地震発生直後は、暗い色の折り紙を使っていましたが、最近は明るい色を使うようになってきた。」との声も寄せられています。

開始当初から予想を上回るペースで、絵本や紙芝居、児童書が届けられています。東京のユニセフハウスでも、たくさんのボランティアさんがご協力くださっています。こうした皆様のお気持ちを一刻も早く被災地の子どもたちに届けるべく、ユニセフ、パートナー団体と協力してこうした支援活動を展開していくと共に、求められている支援物資の提供や学校再開に向けた支援活動も継続していきます。

 
© 日本ユニセフ協会   © 日本ユニセフ協会
ユニセフハウスに紙芝居等をお持ちくださった方々。   ユニセフハウスを出発する絵本や児童書。

現在、『ちっちゃな図書館』プロジェクトでは、被災地の幼稚園・保育園・小学校等から絵本送付のご要望を受付けています。
受付は終了しました(2011/12/12)
30万冊以上の善意が被災地の子どもたちの元へ »

現在の支援物資到着状況

支援先
(県別)
支援物資 到着日 数量 寄贈企業 備考
宮城 3月19日 12,288本 VanaH(株) 2Lペットボトル
福島 3月22日 12,672本 VanaH(株) 2Lペットボトル
宮城 男児・女児用下着 3月22日 20万枚    
岩手 男児・女児用下着 3月23日 3万枚    
福島 3月23日 4680本 キリンMCダノンウォーターズ(株) 2Lペットボトル
宮城 子ども用靴 3月23日 10000足  
宮城 子ども用おむつ 3月24日 80パック P&G  
岩手 子ども用下着 3月24日 9700枚    
福島 3月24日 12,288本 VanaH(株) 2Lペットボトル
岩手 3月26日 1404足 アキレス(株)  
岩手 男児・女児用下着 3月27日 28,266枚    
岩手 長靴 3月27日 7462足    
岩手 お尻ふき 3月28日 1200個 P&G 赤ちゃん用
宮城 レクリエーションキット
「箱の中の幼稚園」
4月2日 各50   ユニセフ物資供給センターより調達
岩手 レクリエーションキット
「箱の中の幼稚園」
4月2日 各50   ユニセフ物資供給センターより調達

※一部支援物資については、各県の物資集積倉庫より他県の避難所または被災者に配布されている場合もございます。

2011年4月4日午前9時現在 (広報室まとめ)