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財団法人日本ユニセフ協会




ミャンマー サイクロン被害第8報
  ユニセフ 感染症対策をスタート
追加支援要員も間もなく入国
 

【2008年5月14日 ミャンマー・ヤンゴン発】

ヤンゴン南部の町で、家財道具を確認している家族。
© UNICEF/ HQ08-0325/
ヤンゴン南部の町で、家財道具を確認している家族。

「ラブッタという最も被害の大きかった地域では、ユニセフの送った浄水剤でほとんどの水源を処理しました。薬もほとんどの病院レベルには届いています。現在、シェルター(避難所)ごとの栄養失調児を探し、それに栄養治療などを始める準備を進めています。やっとはしか(の予防接種)キャンペーンとビタミンA補給もはじまりました。(現地でユニセフと一緒に活動してくれるNGOなどの数が限られているので)活動は大変なのですが・・・。これまで(私が世界各地で関わってきた)災害救援で最も難しい国です。」ユニセフ・ミャンマー事務所の日本人医師 國井修保健・栄養事業部長は、日本時間14日午後、現地の状況をこのように伝えてきました。

ミャンマーのユニセフ現地事務所(約130名が常駐)は、ラプッタの他、ヤンゴンやイラワジ管区などの被災地に設置された避難所を巡回。各地のシェルターで、避難している人々の半数あまりが子どもたちと報告しています。ユニセフは、災害発生直後から、浄水剤に加え、シェルター用のビニールシート、医薬品などの緊急支援物資の配布を続けています(14日だけで、イラワジ管区にトラック17台、ヤンゴンでは5台分の支援物資を配布)。ユニセフが国内に備蓄していた支援物資は1週間で底を付いたが、デンマーク・コペンハーゲンにユニセフが設置する物資供給センターなどからの追加の支援物資も続々と到着。14日には、医薬品、医療器材、ビタミンA、栄養失調児のための治療用補助食品など18,000kgの物資がヤンゴンに到着しました。

ユニセフはまた、14日までに、子どもたちの「心のケア」と学校活動の再開の拠点となる「子どもたちに優しい空間」(Child Friendly Space)を8箇所に設置。

ヤンゴンの空港に到着したユニセフからの支援物資
© UNICEF/ HQ08-0426/
ヤンゴンの空港に到着したユニセフからの支援物資

ユニセフは、10名を超える緊急人道支援活動専門家の追加派遣を準備。うち7名については、14日までに入国ビザが認められました。

ユニセフの支援は、確実に被災者の元に届いています。しかし、その量はミャンマーの子どもたちが「今」必要としているものには遥かに及んでいません。ユニセフは、この一刻の猶予も許されない現状とミャンマーの子どもたちへのより一層の支援を国際社会に訴えています。