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財団法人日本ユニセフ協会



フィリピン台風緊急募金 第3報
ユニセフ事務局長 被災地入り
日本ユニセフ協会 100万ドルを緊急拠出

[2009年10月07日発]

© UNICEF Philippines/2009/Alquinto

9月29日にフィリピンを襲った台風16号(現地名「オンドイ」・国際名「ケッツァーナ」)の被害を受けた子どもとその家族の緊急のニーズに対応するため、ユニセフは、被害発生から24時間以内に、食糧をはじめとする支援物資、そして仮設避難センターを設置するための資材を、社会福祉開発省を通じて、被害にあったコミュニティに届け、安全な飲料水の確保や衛生環境の確保、予防接種キャンペーンの実施など、感染症の発生や蔓延を防ぐための対策を準備しています。 

マニラ首都圏をはじめ、広範な地域に及んだ台風16号の被害。その傷跡が深く残る被災地には、先週末、台風17号が上陸しました。こうした被害状況を把握するため、昨日まで来日していたユニセフ事務局長アン・ベネマンも、当初の予定を変更し、昨夜、フィリピンの首都マニラに入りました。

© UNICEF Philippines/2009/Alquinto

ユニセフは、今後予想される大規模な人道支援活動に当面(約6ヶ月間)必要な資金として、$12,765,805米ドルの支援を国際社会に対し要請しました。

現在、スマトラ沖地震やサモア地震・津波と並行してフィリピン台風への緊急募金を展開している日本ユニセフ協会は、10月6日までに、100万米ドルを拠出することを決定しました(実際の拠出=送金は8日の予定)。※

日本ユニセフ協会は、スマトラ沖地震やサモア地震津波被災地でのユニセフの支援活動に対しても、近日中に緊急拠出をすべく、ユニセフ本部などと調整しています。

※ユニセフ本部の要請に基づき、自然災害や紛争など緊急事態の発生時に柔軟に対応するために積み立てている緊急拠出積立金より拠出します。