公益財団法人日本ユニセフ協会
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ソマリア干ばつ緊急募金 第15報
アンソニー・レーク ユニセフ事務局長
アフリカの角地域の危機に対する声明を発表

【2011年8月25日 ニューヨーク発】

緊急事態が発生すると、真っ先に最も大きな影響を受け、最も困難な立場に立たされるのは、いつも子どもたちです。現在、人道危機が大きな悲劇となりつつあるアフリカの角地域ほど、このことが明確に表れているところは他にありません。

ソマリア全域とケニア、エチオピアの避難キャンプは最もひどい状況です。しかしながら状況はさらに拡大しており、この地域全域の牧畜を営むコミュニティの人々が脅かされています。

© UNICEF/NYHQ2011-1301/Njuguna
ケニアのリフトバレー州にある地域病院の栄養治療センターの簡易ベッドで休む子ども。

これは子どもたちの危機です。現在、414万人もの子どもたちが、緊急に支援が必要な状態です。ソマリア、エチオピア、ケニア全域で、何万人もの人々がすでに命を落とし、また、30万人以上の子どもたちが重度の栄養不良で切迫した命の危険にさらされています。こうした子どもたちは、すでに世界で最も厳しい立場にあるにもかかわらず、日ごとにさらに厳しい立場に置かれています。この子どもたちは、実際に人間の基本的なニーズも、基本的な権利も全て奪われているのです。
ユニセフは、他国連組織や他の人道支援団体と協力しながら、様々な方法で支援活動を行っています。ソマリアには栄養支援センターを数百箇所に設置し、プログラムを展開。また水と衛生の分野では、この地域の400万人以上の人々に支援を行っています。また、1,000万人以上の子どもたちを対象としたはしかの予防接種キャンペーン実施も計画しています。しかしながら、こうした支援だけでは十分ではありません。この危機はまだピークを迎えておらず、今年の主な収穫の見込みもありません。状況は、さらに悪化するものと見られています。

© UNICEF/NYHQ2011-1238/Modola
ケニアとソマリアの国境付近にある北東州にある避難キャンプで、ユニセフの支援で行われたはしかとポリオの予防接種キャンペーンの一環で地域の保健員から予防接種を受ける子ども。

出来うる限り全ての人々の命を救うべく、我々は、出来うる限りの支援を集めなければなりません。今年度末までに、この緊急支援に必要な資金の総額は、3億6,000万米ドルを超えるものと推定しています。多くの政府や、各国ユニセフ協会を通じて寄せられた個人・企業等のみなさまからの多大なご支援にもかかわらず、ユニセフは、いまだに1億2000万米ドル以上の資金不足に直面しています。この格差を埋めなければなりません。

ユニセフは、最も緊急なニーズを必要としている人々と、最も大きな危険にさらされている人々への支援を最優先に行っているだけでなく、干ばつと飢餓の影響を受けている地域のさらな状況悪化を防ぐための支援も拡大しています。また、様々な状況の中で幅広い方法を選択し、現地の状況とニーズにも適合できるよう、支援活動は臨機応変に行われなければなりません。

ユニセフを代表して、みなさまに、最近のご支援と、今後も続けられるみなさんの変わらぬご協力に感謝申し上げます。