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財団法人日本ユニセフ協会





スーダン大洪水
「忘れられた緊急事態」の国を襲う新たな危機
350万人が下痢性疾患・伝染病の危機に

© Monique Fienberg, CO.Kassala State

【2007年9月10日 東京発】

「忘れられた緊急事態」と称されるダルフール紛争により、不安定な状況に置かれているスーダンが、近年まれに見る大洪水により新たな危機に直面しています。例年8月から9月に掛けて国土に潤いをもたらす雨季。しかし今年は、雨が7月上旬に降り始め、北部から南部にかけた広大な地域に深刻な洪水被害をもたらしています。

現地からの報告では、8月27日現在、負傷者335名、死亡者数64名を確認。8万2,157世帯(41万785人)に被害が及んでいると推定されています。また、例年8月下旬から9月上旬にかけ降水量がピークとなるため、今後、家屋崩壊、伝染病の発生、飲料水の汚染など、さらに被害の拡大が見込まれています。

スーダン北部・南部の各所に常設する活動拠点(現地事務所)を通じ、保健と栄養、水と衛生、テント・避難シェルターの提供などの支援活動を展開しているユニセフは、現在の支援の継続と今後の被害の拡大に備えるため、国際社会に対し、1951万6276ドル(22億5000万円あまり)の支援を求めています。

© Monique Fienberg, CO.Kassala State

日本ユニセフ協会では、ユニセフ本部・ユニセフ現地事務所の要請を受け、9月7日(金)、30万ドルを拠出。本日(10日)よりスーダン緊急募金の受付を開始しました。

みなさまのご協力をお願い申し上げます。

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◇ 募金のお願い ◇

日本ユニセフ協会では、スーダンをはじめ人道危機に対するユニセフの支援活動を支援するための募金を下記の口座にて受け付けています。皆様のご協力をお願い申し上げます。