HOME > 世界の子どもたち > 緊急支援情報 > スマトラ 第22報(マレーシア)
財団法人日本ユニセフ協会




 

マレーシア

 マレーシアでは、津波で8千人が家と日常生活を奪われ、80人が亡くなりました。農業、水産加工業、その他の女性が従事している経済活動が破壊され、子どもやその家族を更に弱い状況に追い込みました。

子どもたちがこの状況に対応できるように、ユニセフはコミュニティのリーダーを対象に心理社会トレーニングを行いました。教師・医療従事者・看護士・福祉関係者・村長・宗教的指導者など72人が研修に参加し、1,000人の子どもとその家族が、カウンセリングや地域支援ネットワークを含めた心理・精神的健康の増進を図る活動に直接参加することができます。ケダー州の学校で試験的に実施されているプログラムでは、ユニセフは教育省と連携して5,511人にライフスキル教育を行いました。プログラムでは特に緊急事態におけるHIV/エイズ予防を取り上げています。

 津波が女性の経済活動に影響を及ぼすことを懸念し、ユニセフは地元の組織と協力して、100人の女性にリーダーシップ・ジェンダー・マーケティングと経済スキルの研修を行いました。長期的には、政府関係者や立法者、メディアと共同して、人身売買を含めた子どもに対する暴力や搾取の問題を取り上げる予定です。

支出の内訳

資金使途 >>