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財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

ノーベル平和賞は子どもたちへの贈り物

〜シリン・エバディ氏は、人権のための闘いにおいて、いつも子ども最優先を掲げてきた〜

【ニューヨーク、2003年10月10日】

 ユニセフは、ノーベル平和賞がイランの法律家 シリン・エバディ氏に贈られることを広く知らせ、この受賞は“すべての子どもたちへの贈り物のようなもの”と述べました。キャロル・ベラミー ユニセフ事務局長は、エバディ氏の何十年にもわたる人権のための、特に子どもや女性のための闘いは、「子どものことを考える私たちすべてを勇気づけてきました。私達は、彼女の信念と勇気に恩恵を受けています」と述べました。
 エバディ氏は、子どもや女性の権利の侵害について発言し続けてきました。そして、子どもの福祉について数多くの著書を著してきました。1994年には、『子どもの権利〜イランにおける子どもの権利の法的側面についての研究(The Rights of the Child - A Study on Legal Aspects of Children's Rights in Iran)』がユニセフによって発行されました。同年、彼女は子どもに焦点をあてたNGO“子どもの権利擁護協会(Association for the Protection of Child Rights)”を設立し、ユニセフはこれを設立当初から支援してきました。

 長い間、エバディ氏は、イランにおいて、子どもの虐待やストリートチルドレン、障害のある子ども、その他の多くの重要かつ難題について、会議を招集し、導いてきました。
 「ユニセフは、シリン・エバディ氏の友人であることを誇りに思います」とベラミー事務局長は述べます。「ユニセフ・ファミリーは、彼女が成し遂げた素晴らしい成果を、温かく祝いたいと思います」

 「ノーベル賞委員会がエバディ氏を認めたことは、すべての子どもたちに対する贈り物のようなものです。人間の尊厳と平和に対する彼女のコミットメントは、賞賛され、また、ともに加わる価値のあるものです」

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