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財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

デイビッド・ベッカム、ユニセフ親善大使に

全世界へむけて、ベッカムが津波緊急支援を訴える

【ロンドン発、2005年1月12日】

ユニセフ親善大使に任命されたデイビッド・ベッカム選手。1月10日、デンマーク・コペンハーゲンのユニセフ物資供給センターに。ユニセフ(国連児童基金)は、レアル・マドリッド(スペイン)所属のサッカー界のスーパースター、デイビッド・ベッカム氏をユニセフ親善大使に任命しました。ベッカム選手はユニセフの全世界へ向けたテレビキャンペーンに出演し、スマトラ沖地震・津波の被害にあった子どもたちへの支援を呼びかけます。そこで、被災した子どもたちの短期・長期的なニーズに応えるために活動しているユニセフへの支援を強く訴える予定です。

ベッカム選手のコメント「私はみなさんと同じように、津波災害の状況にひどく心を痛めています。とても多くの方々が愛する人を失い、さらに100万をこえる子どもたちが、被災に苦しみ、病気の危険にさらされています。多くの人々がこれまでに惜しみない援助をしていますが、これからもユニセフなどの被災地の援助・復興に携わる機関に寄付をしていくことが大切です。ユニセフ親善大使に任命されたことは、私の人生において最大の誇りの一つであり、今援助を必要としている子どもたちのために貢献したいと思います」

150万人の子どもたちに対する人道援助をこれから半年間続けるために、ユニセフは7,650万英ポンド(約149億円)を必要としています。被災した子どもたちの中には、津波によって身寄りの無くなった子どもも多く、彼らに対する基本的なケアとサポートが極めて重要だとしています。ベッカムの30秒間の公共広告は、世界各国のユニセフ事務所がユニセフの緊急支援活動を支える募金と、アドボカシー(政策提言)活動を行うための価値あるツールになるでしょう。

物資供給センターで学用品を箱詰めするスタッフと。「スクール・イン・ア・ボックス」と呼ばれる緊急支援キットは、スマトラ沖地震・津波被災地の子どもたちに送り届けられる。ユニセフの優先課題の一つは、津波の被害にあった子供たちがトラウマから立ち直り、できるだけ早く学校に戻ることです。学校に戻ることで、子どもたちは普通の生活に戻ったという実感を得ることができます。スポーツや遊びは、戦争や自然災害で住むところを失った子どもたちにとって効果的なトラウマの治療法だと考えられていて、ユニセフのスポーツキットは、子どもたち40人がスポーツやゲームに参加するのに必要な用具一式がそろっています。ベッカムはユニセフのスポーツ振興プログラムに焦点を当てているチーム・ユニセフに参加しています。このチームは特に、貧困・災害・紛争の被害にあった子どもたちの生活を、スポーツの力で支援することを目的としています。

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