メニューをスキップ
財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

ユニセフ、アフガンの学校前で起こった発砲事件を非難

【2007年6月13日、カブール/ニューヨーク/ジュネーブ発】

ユニセフは、アフガニスタンのロガール州にある女子学校の前で昨日起こった銃撃事件を強く非難した。この事件により、教師1名を含む4人が負傷、2人の女子生徒が死亡している。

「これは、生徒と教師に対する、凶悪で卑劣な行為だ。彼らはただ学校にいただけなのだ」。ユニセフ・アフガニスタン事務所所長、キャサリン・ムベンゲ氏は語った。「生徒と教師を攻撃することによって、犯人は教育という子どもの権利を奪い、アフガニスタン社会の骨格そのものを脅かしている」。

この銃撃事件は、カブール近郊のポレ・アラムにあるクライ・サエーダ女子学校で起こった。2人の男がバイクに乗り、下校中の生徒と教師に向けて発砲した。

アフガニスタンでは、2007年3月に、600万人以上の子どもたちが学校へ戻ってきた。これは、何年にもわたって続いた戦争のために教育部門が大きなダメージを被ったアフガニスタンにとって、非常に大きな成果であった。

ユニセフは、同じような事件が起こり、また女の子を学校へ通わせようとする家族の意思が脅迫に屈し、これまで教育分野で積み重ねられてきた素晴らしい成果のいくつかが帳消しになることを懸念している。

過去2〜3年の間に就学率は改善しているが、就学年齢にある子どものうち、実際に学校に通っているのは男子66パーセント、女子40パーセントにすぎない。

「学校に女の子の姿が見えることは、明らかな進歩の印である。しかし、そのような進歩を心よく思っていない人々がいる」。ムベンゲ氏は語った。「しかしながら、アフガニスタンのコミュニティは教育の価値を認識しており、子どもたちが教育を受けることを望んでいる」。

トップページへコーナートップへ戻る先頭に戻る