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財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

法令の改革を通じ、子どもの権利を実現

【2008年11月18日 ニューヨーク発】

ユニセフはニューヨークで今日(18日)から2日間にわたり、世界各国の専門家、研究者、国会議員、政府やNGOそして国連機関の代表を集め、子どもと女性の権利を実現するため法制度をいかに機能させるかについての会議を開催する。

ユニセフ本部ジェンダー・権利・市民参加部のリズ・ギボンス副部長は、次のように述べた。「権利に関する法令と政策に適正な予算が配分され、実施、推進されることは、子どもを暴力から守り、子どもの生存・教育・発達を推進するために欠かせない基礎である。不平等をなくす法の制定は、ジェンダーの平等と女性のエンパワーメントの中核をなすものであり、それなくしては世界はミレニアム開発目標で約束されたことを達成することができない。」

専門家らは、子どもと女性を対象として国際的ならびに地域的な人権水準にいかに達成できるのか、弁護士や立法者そして法の執行者に理解を深めてもらえるよう働きかける。

この会議は、国際条約で決められたことに沿うような立法上そして政策上の枠組みを採用するよう、ユニセフとパートナー団体・機関が各国政府に対して働きかける長期的な活動の一環として開催される。

過去10年間にユニセフは数多くの国々で、国内法と法制度が「子どもの権利条約」の条項に沿ったものになるよう支援を行ってきた。「子どもの権利条約」はそれを批准した国々に対し、条約が認める社会的、市民的、文化的、経済的、政治的な権利の実現に必要なあらゆる方策を採るよう求めている。

公開討論会と専門家によるプレゼンテーションを通じ、会議の参加者は子どもの権利を推進するためになされてきた活動を共有する。初日は国連諸機関や研究機関、人権組織、議会らが人権を実現するための法改革の推進について、その経験を話し合う。2日目の公開討論会は以下のようなテーマで行なわれる。

  • 子どもの権利を実現する取り組みへの決意
  • 法改革を通じた女性と子どもの人権関係の前進
  • 法律の強化と実施

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