メニューをスキップ
財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

第5回世界水フォーラム、水不足について専門家が議論

【2009年3月19日 ニューヨーク発】

ユニセフは、3月16〜22日にイスタンブールで開催される世界水フォーラムの場で、とりわけ緊急事態において子どもたちの命を救う飲料水と衛生施設を支援する必要性を訴える。

清潔な飲料水と衛生施設の利用は、ユニセフの最大の支援活動のひとつである。水が大きな原因となる下痢性疾患で、毎日約5千人の子どもが命を落としている。

第5回世界水フォーラムで、世界の専門家らは水資源の持続的利用について情報を共有し、新たなアプローチを提案することが期待されている。

ユニセフは以下の2つの議題についての話し合いを協同開催する。

(ⅰ) ミレニアム開発目標に向けた進捗状況の継続的モニタリング:安全な飲料水と基本的な衛生施設の利用状況について、モニタリングとデータ収集を改善することこそ、ミレニアム開発目標達成に向けた進捗状況の追跡に欠かせない。

(ⅱ) 学校における水と衛生施設の規模拡大:学校内で現在行なわれている水や衛生施設、適切な衛生慣行 プログラムを拡大する方策をさぐり、望ましい学習環境を実現するため“子どもにやさしい”学校の重要性を強調する。そのためには広報活動とパートナーシップが重要である。

ユニセフはまた、緊急時における水の権利など水と衛生に関する権利について、議論を深めることにしている。

子どもの権利条約により、我々は子どもたちに最大限の保健水準を保障する責任を負っている。それを達成するためには、子どもが安全な飲料水と衛生施設を利用できるだけでなく、清潔な環境で生活することも必要である。

ユニセフは、水と衛生についてのミレニアム開発目標、すなわち安全な飲料水と基本的な衛生施設を継続的に利用できない暮らしをする人の割合を2015年までに半減させるという目標の達成を固く誓っている。この目標は、保健や教育、貧困と飢餓の撲滅、女性のエンパワーメント、疾病の減少など他のミレニアム開発目標とも結びついている。

トップページへコーナートップへ戻る先頭に戻る