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公益財団法人日本ユニセフ協会

資料・刊行物 プレスリリース

IFCO 2013大阪世界大会 特別企画分科会「震災と子ども」
〜親をなくした子どもを支える社会の在り方を、岩手・宮城・福島の専門家・実践者が報告〜

【2013年9月3日】

東日本大震災は、震災のみならず、震災以前から様々な理由で両親や親を失った子どもたちやそうした子どもたちを支える家庭や社会、施策の在り方の問題を浮き彫りにしました。震災から2年半。そうした状況の改善に様々な取り組みが行われていますが、その一方で新たな課題も明らかになってきています。さらに、復興への明確な道筋がなかなか描かれない状況の中で、子どもへの虐待や心の問題も、一部で深刻化し始めています。

国内外の要請とユニセフ(国連児童基金)本部の全面的な支援を受け、東日本大震災発生直後から、緊急・復興支援活動を行ってきた日本ユニセフ協会は、“ユニセフが去った後も形が残る支援を”というユニセフの支援指針に則り、当初より、日本国内のさまざまな分野の専門家や専門団体と協力しながら、被災地の各自治体をはじめとする地元の方々や団体の様々な取り組みを応援して参りました。その一環として2年ほど前から本格化させたのが、親(ひとり親を含む)を失った子どもやそうした子どもたちを持つ家庭への社会的な支援(社会的養護)のための体制・制度づくり支援です。

この2年の間に東日本大震災の被災地で積み重ねられた「社会的養護」に関する知見と課題を、国内はもとより広く国際的に共有すべく、日本ユニセフ協会は、各国の専門家や実践者が集うIFCO(International Foster Care Organization:国際フォスターケア機構=イフコ)世界会議で、次ページ詳細のとおりシンポジウムを開催いたします。

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IFCO 2013大阪世界大会特別企画分科会

シンポジウム 『震災と子ども: 被災地の子どもたちの現状と社会的養護の課題』 ※IFCO2013ホームページ上のプログラム等では「自然災害と子どもの保護」となっておりますが、こちらに修正されました

■日時: 9月14日(土)15:30〜18:50

■会場: 大阪国際交流センター 小ホール(2階)〒543-0001大阪市天王寺区上本町8-2-6

■主催: IFCO2013大阪世界大会実行委員会 公益財団法人全国里親会

■プログラム:

◆基調講演 「被災地の子どもたちの現状と震災子ども支援の取り組み」
東洋大学社会学部社会福祉学科教授/
東日本大震災子ども支援ネットワーク事務局長 森田明美氏

◆パネル討論 「被災地における子どもたちの現状と社会的養護の課題」
パネリスト:
岩手県保健福祉部児童家庭課 米澤克徳氏
岩手県大槌町児童養護施設大洋学園園長/
児童家庭支援センター大洋所長 刈谷忠氏 
宮城県里親連合会会長/日本ファミリーホーム協議会会長 ト蔵康行氏
福島県臨床心理士会東日本大震災対策プロジェクト代表 成井香苗氏
コーディネーター:
青山学院女子短期大学教授 横堀昌子氏
日本ユニセフ協会東日本大震災支援本部子どもの保護アドバイザー 小野道子 

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