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公益財団法人日本ユニセフ協会

資料・刊行物 プレスリリース

日本人職員によるユニセフ現地報告会を開催
「激増するシリア難民の子どもたち — レバノン」
10月11日(金)14時から ユニセフハウスにて

【2013年10月7日 東京発】

© UNICEF/NYHQ2013-0002
レバノンの学校で学ぶシリア難民の子どもたち。ユニセフは、難民の子どもたちが避難先の国でも教育が受けられるように支援しています。

日本ユニセフ協会は、レバノン国内のユニセフ現地事務所で教育専門官として活躍する岩沢久美子(いわさわくみこ)さんの一時帰国の機を捉え、10月11日(金)、ユニセフハウス(東京都港区高輪)で、報道機関のみなさまを対象にした報告会を開催いたします。

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レバノンで、ユニセフの教育専門官として働く日本人職員・岩沢久美子さんが、内戦下のシリアからレバノンに逃れた子どもたちの現状とユニセフの取り組みを報告します。

シリア内戦の影響で、隣国レバノンに避難する子どもの数は増え続け、本年末までに50万人(うち学齢期の子どもは40万人)に上るだろうと推定されています。内戦で教育機会を奪われた子どもたちに、いかに教育機会を提供するかが大きな課題となっています。

© UNICEF/UKLA2013-01474/SHELLEY PIGOTT
避難先のレバノンで外遊びをするシリア難民の子どもたち。レバノンは、シリア難民の最大の受入国です。ユニセフは、故郷シリアと避難先のレバノンとの様々な違いに戸惑う子どもたちへの心のケアも行っています。

ユニセフは、レバノン国内で、シリアから避難してきた子どもたちに対し、レバノンの教育システムへのアクセスや、心理社会的ケア、ノンフォーマル教育といった分野で支援を行っています。シリアからの子どもの大幅な増加は、レバノンの公教育にとっても大きな負担になっており、ユニセフは、ノンフォーマル教育への支援を重視しつつ、校舎の改築、カリキュラムの改善、教材や文房具の調達、教員の研修などの支援を実施しています。

レバノン各地の現場にも足を運びながら支援活動にあたっている岩沢さんは、「これからのシリアを担う世代が失われることは、シリアという国にとって大きな問題となる可能性があります」と教育の重要性を訴えています。

報告会では、ユニセフがレバノンで支援するシリア難民の子どもたちの現状や、現地のパートナー団体と協力して取り組んでいるプロジェクトを説明。更なる支援拡大の必要性や喫緊の課題を報告いただきます。

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ユニセフ現地報告会 『激増するシリア難民の子どもたちーレバノン』

日時 2013年10月11日(金)14時00分〜15時00分
会場 ユニセフハウス2階会議室(JR品川駅または都営浅草線高輪台駅より徒歩7分)
ユニセフハウスへのアクセス
登壇者 ユニセフ・レバノン事務所 教育担当官 岩沢久美子(いわさわくみこ)氏

登壇者プロフィール:
イエメン、エチオピアの日本大使館での草の根委嘱員を経て、2007年からユニセフ・イラク事務所(はじめはヨルダン・アンマン、後にイラク・バグダッド)にて教育専門官として勤務、子どもにやさしい学校などの教育開発プログラムに携わるほか、シリア内戦勃発後はイラクのシリア難民の教育支援に従事。今年2月より現職。シリア難民の子どもたちの教育支援を担当。

pdfシリア危機 2年レポートはこちらから[1.96MB] »

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