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公益財団法人日本ユニセフ協会

資料・刊行物 プレスリリース

中央アフリカ:国内避難者増加の一途、支援物資が底をつく見込み

【2013年10月29日 中央アフリカ共和国・ボッサンゴア発】

中央アフリカ共和国で衝突の激化に伴い、国内で避難する人が増加。このままでは、数週間内に緊急支援物資が底をつくと、ユニセフ・中央アフリカ事務所は警鐘を鳴らしています。

同事務所のボブ・マッカーシー緊急調整官は「ユニセフの移動チームが行く先々で、家を追われ避難を強いられている人が増えています。何も持たずに避難し、多くの人が支援を受けられないまま、森に身をひそめています。支援ニーズは数か月前の計画を上回っており、このままでは緊急支援物資がなくなる危険性があり、数週間しか持ちこたえられません」と、述べました。

武力衝突が激化した8月以降、ユニセフは、44,000人以上にビニールシート、毛布、蚊帳、水を入れる容器、衛生キットとせっけんなどを提供。ユニセフとパートナー団体は、同国北西部と南東部の紛争地での支援物資の配布を継続しています。紛争の激化と避難民の増加を受け、早急に支援物資の在庫を補充しなくてはなりません。

マッカーシー緊急調整官は「多くの人が避難しているボッサンゴアに、緊急医療サービスの再開用の医薬品や清潔な水を届けています。水を入れる容器があれば、自分たちの仮設テントに水を運び、保管できるようになります。こうした簡単なものがあることさえ、大きな変化をもたらせるほど、厳しい状況です。最低限必要とされる生活用品などを届けられない、または、届けるのが遅くなることで、避難している人や幼い子どもたちが下痢やほかの病気に感染するリスクが高まってしまいます」と指摘しています。

9月以降、住む家を追われ避難民となった人は倍増。現在、394,000人が国内で避難しているとみられます。その多くは女性や子どもたちで、国によるサービスが崩壊した中で、支援を頼るほかありません。

農家のジャン・デ・デュさん(31)は、「2日前にボッサンゴアにたどり着きました。森の中にいるよりも、ここにいるほうが安心です。家は焼かれ、牛は盗まれました。わずかな調理器具とキャッサバの葉以外、何も持たずに逃げてきました」と、ビニールシートで妻と5人の子どもたちのためにテントを作りながら、話してくれました。

ユニセフは、今後6ヶ月以上の55,000人の避難民に、毛布や蚊帳、水を入れる容器やせっけんといった緊急支援物資を提供するために、追加で300万米ドルの支援を国際社会に要請しています。

アメリカ政府の支援により、今週、空路で首都バンギに48トン分の蚊帳と6,000世帯分の緊急支援物資が到着しました。

2013年9月に発表された報告書(英文)は、こちらよりダウンロードできます。
A step back: The impact of the recent crisis on education in Central African Republic
「後退した一歩:中央アフリカ共和国で勃発した危機が、教育にもたらす影響」(英語版)[1.71MB] »

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