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公益財団法人日本ユニセフ協会

子どもたちが暴力の標的に
パキスタン学校襲撃、100人以上殺害
イエメン、女子生徒15人以上殺害

【2014年12月16日 ニューヨーク発】

パキスタンの小学校で勉強する児童。※本文との直接の関連はありません。
© UNICEF/PAKA2010-00228/Ramoneda
パキスタンの小学校で勉強する児童。※本文との直接の関連はありません。

パキスタン北西部のペシャワルで、16日、学校襲撃により100人を超える子どもたちが殺害され、さらには、イエメンのアルベイダで、同日、自動車爆弾の爆発により少なくとも15人の女子生徒が殺害されたとの報道が、過去に類を見ないほど多くの危機が発生したこの2014年が間もなく終わろうとしている時に、世界中の子どもたちにとって暗黒の日をもたらしました。

子どもたちの保護を最優先に

学校に通っていた子どもたち、そして、子どもたちを教育する教師を標的にした言葉にできないほどの残忍なこの行為に、弁明の余地はありません。ペシャワルとアルベイダで起こった暴力によって、未来が永遠に失われたのです。

今年、学校は繰り返し暴力の標的となっており、生徒、教師、そして学校職員が、恐ろしい代償を払っています。そして今年1年を通して、最近の記憶にはない程の暴力や憎悪が子どもたちを取り巻いています。現在、2億3,000万人の子どもたちが、紛争の影響を受けている国々での生活を余儀なくされています。

これらの悲劇が物語っているのは、紛争下であれ、平和な状況下であれ、学校であれ、自宅であれ、どのような状況下においても、子どもたちはあらゆる暴力から守られることを、2015年の国際的な優先事項としなければならない、ということです。

ユニセフ事務局長による声明

ユニセフのアンソニー・レーク事務局長は、16日、パキスタンで起きた学校襲撃に対し、以下の声明を発表しました。

「パキスタンのペシャワルで起きた恐ろしく、冷淡な100人を超える子どもたちの殺害は、世界に衝撃以上のものを与えるに違いありません。

また、子どもたちに最良の教育をと願うパキスタンの子どもたちの両親、そして子どもたちに最良の教育を提供しようと努力している方々への支援を、我々は一層取り組まなければなりません。

ユニセフは、命を奪われた子どもたちに哀悼の意を表するとともに、子どもたちのご家族に、心よりお悔やみ申し上げます」

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