メニューをスキップ 財団法人日本ユニセフ協会
HOME > 協会からのお知らせ2009年

ユニセフ協会からのお知らせ

COP15参加者の注目を浴びた、ユニセフの「気候大使」

【2009年12月9日 デンマーク・コペンハーゲン発】

© UNICEF/2009/Becker-Jostes
国連の第15回気候変動枠組条約会議(COP15)で意見を述べたモルディブ出身のユニセフ「気候大使」、モハメド・アグザム・マウムーンくん(15歳)。

今週初め、デンマークの首都コペンハーゲンで開かれている国連の第15回気候変動枠組条約会議(COP15)に、ユニセフが新しく任命した「気候大使」として出席したモルディブ出身のモハメド・アグザム・マウムーンくん(15歳)は、会議参加者の注目を集めました。

アグザムくんは、デンマークのラース・ロッケ・ラスムセン首相と、ホセ・マリア・フィゲーレス前コスタリカ大統領などの著名なパネリストたちとの討論会に参加しました。

「世界の全ての子どもたちの声、不安、痛みが、私の心の中で響いています。」アグザム君は話します。「私は涙ぐんでいますが、映画を見たからでも、サッカーの試合に負けたからでも、もちろん、おもちゃを取り上げられたからでもありません。私の将来を考えると、あきらめざるを得ない気持ちになるからです。」

アグザムくんは、先週開催された「子どもの気候変動フォーラム」で若者代表として選ばれ、COP15に参加している8人の「気候大使」のうちのひとりです。

今こそ、行動を起こす時
© UNICEF/2009/Donovan
デンマークのラース・ロッケ・ラスムセン首相(左)と握手するモハメド・アグザム・マウムーンくん(右)。

自身が気候変動の影響を受けている地域で生活していることについて話したアグザムくんは、次の言葉を付け加えました。

「有り余るほどのものをもっている人々が開発という共通利害の名のもとに、盲目的に世界を破壊している一方、何も持ってない人々が、終わりの見えない苦しみにさいなまれているのです。」

「未来は子どもたちのものです。みなさんは、このことについて一番に考えなければなりません。2050年、皆さんのお子さんは何歳になっているでしょうか?この瀕死状態の地球で、幸運にも子どもたちは生き延びることができるでしょうか?すでに遅れていますが、遅すぎるということではありません。」
アグザムくんはさらに続けます。

「私を信じてください。今こそ、行動を起こす時です。」

アグザムくんのスピーチの後、会場は総立ちの拍手で包まれました。

トップページへ先頭に戻る