ユニセフ子どもセミナー2005夏
音のない戦争−HIV/エイズについて考えよう！
参加者募集のお知らせ

「ユニセフ子どもセミナー2003」の様子

　みなさんは、どれだけHIV/エイズについて知っていますか？HIV/エイズと聞いて、どんなことをイメージしますか？

　世界には、そしてみなさんが住んでいる日本にも、HIV/エイズとともに生きている人がいます。HIV/エイズを完全に治す方法はまだみつかっていませんが、薬で発病や症状をおさえることができます。アフリカなどの途上国では、その薬を手にいれることができず、たくさんの人が命をおとしています。国民の3人にひとりがエイズ患者になってしまった国もあります。私たちが住んでいるアジア・太平洋地域も例外ではありません。2004年の1年間だけで4万7千人の子どもが新たにエイズにおかされています。親をエイズでなくした子どもたちは世界で1500万人になります。

　また、日本の感染者数は昨年1万人を超え、先進国でも唯一HIVの感染者が増えている国です。けっしてみなさんと関係のない話ではないのです。

　HIV/エイズってどんな病気なのか、今世界ではどんな問題があるのか、そして私たちに何ができるのかについて、一緒に考えてみませんか？18歳までの子どもなら誰でも参加できます。お友だちをさそって、ぜひおもうしこみください。

	日　時： 2005年8月9日（火）10：00〜16：00 会　場： ユニセフハウス 2階会議室 （JR品川駅から徒歩7分） 参加できる人： 18歳までの子ども ※つきそいの方は、オブザーバー参加となります。 募集人数： 70名 参加費用： 無料（交通費、宿泊費など参加に関わる費用は参加者負担となります） 申し込み方法： 裏面の申し込み用紙に記入して、日本ユニセフ協会広報室まで郵便、ファックス、電子メールで送ってください。 → 申し込み用紙は、ここからダウンロードできます（PDF） しめきり： 8月5日(金) ※当日は、昼食をもってきてください 企画協力： ユニセフ子どもネットワーカー

★お話をしてくれる先生 （財）エイズ予防財団　国際協力部　橋本　幹雄（はしもと・みきお）さん ≪橋本さんからのメッセージ≫ 　世界中で大人100人のうち1人がHIVと呼ばれるウイルスに感染していると考えられています。HIVはエイズを引き起こすウイルスです。誰でもHIVに感染する可能性がありますが、誰でも簡単な方法で感染を防ぐことができます。HIV/エイズについて勉強することで、みなさんはHIVに感染しない能力を高めることができます。

≪「音のない戦争」って…？≫

このイベントが行われる8月9日は、広島についで、2つめの原子爆弾が長崎に投下された日です。日本が戦後60年をむかえる今も、世界には戦争や紛争がある地域がたくさんあります。
HIV/エイズが「音のない戦争」とも呼ばれているのは、銃声や砲弾の音はしなくても、信じられないほどの数の人びとが、静かにこの病気で命をおとしているからです。そして、この問題が引き起こしている数多くの苦しみは、戦争に匹敵するほどだといわれています。