
マリ共和国における「水と衛生」の問題の改善にご賛同いただいた皆様から、2008年4月1日〜9月30日の間に日本ユニセフ協会に寄せられた募金は16,986,738円にのぼりました。あたたかいご協力、誠にありがとうございました。
このご寄付は2009年のVolvic 「1L for 10L」 プログラムからのご寄付の一部と合わせ、マリの首都バマコの貧困地区に給水設備を建設するプロジェクトに活用させていただきました。
尚、2008年10月以降にお寄せいただきましたご寄付は、Volvic 「1L for 10L」プログラムの一部としてマリのモプティ地区やガオ地区で行われている「水と衛生」プロジェクトの活動に役立てられています。

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支援前の給水設備の様子 |
支援の対象となったのは、バマコ周辺のZegeninkorobougou地区とDogodouma地区。首都には水道や電気が通っている地域がある一方、人口密度が高く低所得者が多く住むこの2地区には清潔で安全な水を供給する給水設備がほとんどなく、電気も一部にしか通っていません。支援前、既存の給水設備の周囲には、きれいな水を求めてやってきた人々のポリバケツがぎっしりと並んでいました。
■Zegeninkorobougou地区の給水設備(増設工事を含む)
【設備1】
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Zegeninkorobougouに完成した水道設備 |
- タンクの増設
- 既存の井戸のポンプを交換
- 既存の井戸へ汲み上げポンプを設置
- 配水管の取替えおよび延長工事
- 2つの蛇口つき水道設備を建設
- 4つの蛇口つき水道設備を建設
- 近隣の2つの学校へ2基の水道設備を増設
- 自動電源オフスイッチを給水タンクに設置
- 作業室を2つ建設
【設備2】
- 既存の井戸へ汲み上げポンプを設置
- 給水タンクへ放水パイプを設置
- 配水設備用の配管を整備
- 4つの蛇口つき水道設備3基を建設
- 作業室を2つ建設
■Dogodouma地区の給水設備
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Dogodouma地区に完成した水道設備 |
- タンクの設置
- 2つの蛇口がついた給水設備を3つ設置
- 既存井戸へ汲み上げポンプを設置
- ジェネレーターを導入しコントロール装置と接続
- 設備室の建設
- 配水設備の建設
給水設備ができた地区では、村人たちが主体となって設備の管理やメンテナンスを行い、持続的に設備を使用していけるように講習が行われました。また、バマコの貧困地区でも流布している水に起因する病気や、手洗いの大切さなどを学ぶための研修も行われました。
皆様からのご支援により、マリ共和国における衛生環境は少しずつ改善されています。しかし、バマコ周辺の一部の地域や農村部では、清潔で安全な水がなく、茶色く濁った水を利用して生活している村がまだたくさんあります。引き続き、皆様からのあたたかいご支援をよろしくおねがいします。
すべての写真クレジット© UNICEF Mali/ 2011
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