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公益財団法人日本ユニセフ協会

ユニセフinアフリカ

「アフリカのことを学ぶ日」キャンペーン

これまでの活動のご紹介

日本人ユニセフ職員 小学校を訪問

アフリカのユニセフ事務所で勤務する日本人職員が学校に出向き、ユニセフ教室を開催しました。 この教室で講師を務めたのはユニセフ・ソマリア事務所の教育担当官、吉本華さんと、ユニセフ中部・西部アフリカ地域事務所の教育チーフ横関 祐見子さんです。

吉本さんは、2013年5月28日(火)、成田市立中台小学校(5年生・6年生、児童61名)を訪問しました。
ソマリアは紛争の影響で治安が悪く、未だにソマリア国内にユニセフ事務所を置く事は出来ず、隣国のケニアのナイロビに事務所を構えていること。ソマリアへの出張の際は防弾チョッキを身につけ、警備の人間を前に10人、後ろに10人付けて行くということなど、現地で働く職員ならではの話がなされました。子どもたちは、「どうしてそんな危ない所にいったのか」「仕事はきつくないのか」等たくさんの質問をしました。その質問に対して、吉本さんからは、「子どもの頃に親の仕事の関係でアフリカに暮らしていたので、親しみがあり、あまり危ないといった感じは持っていなかった。仕事については、ソマリアの教育再建に携わる事ができるという、とてもやりがいのある事に恵まれ、きついこともあるけれど、とても楽しく仕事ができている」という返答がありました。子どもたちは、吉本さんのお話を通して、ソマリアやユニセフの仕事にとても興味を持ってくれました。

横関さんは、2013年5月30日(木)、船橋市立葛飾小学校(6年生の児童248名)を訪問しました。
横関さんは、アフリカの各国で教育事業の指導に取り組んでいます。アフリカ各地の文化や生活、学校の様子、子どもたちの状況などをスクリーンに映して、アフリカの子どもたちについてお話しました。質問コーナーでは、次から次と手が挙がり、「ガソリンスタンドはありますか」「スーパーはありますか」「どんな物を食べますか」といった質問がされました。横関さんから、ユーモアも交えながら丁寧に答えをもらいました。その中にあった「学校に行かない子どもは、なぜ学校に行けないのですか」という質問には、「貧しいために鉛筆を買う事ができない。子どもであっても暮らしを支えるために仕事をしなくてはいけなく学校に行く余裕がない。今話を聞いてくれる皆さんと同じくらいの年齢の子どもが、小学校に通う事ができないでいるのです。こんなことは世界のどの場所であっても起きてはいけません。ユニセフは一人でも多くの子どもを学校に行かせたいと思い活動をしているのです」と答えました。

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